大学駅伝3冠の早大OB、青学主将の「ガッツポーズ」批判に持論 「個人的には全く問題ない」...賛否両論

   元陸上競技選手の八木勇樹さんが2026年1月4日、第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で総合優勝を果たした青山学院大学の黒田朝日主将の「ガッツポーズ」をめぐる批判に、Xで持論をつづった。

  • 箱根駅伝で往路5区を疾走する青山学院大の黒田朝日選手(写真:アフロ)
    箱根駅伝で往路5区を疾走する青山学院大の黒田朝日選手(写真:アフロ)
  • 八木勇樹さんの見解。ガッツポーズは「個人的には全く問題ないと思います」
    八木勇樹さんの見解。ガッツポーズは「個人的には全く問題ないと思います」
  • 箱根駅伝で往路5区を疾走する青山学院大の黒田朝日選手(写真:アフロ)
  • 八木勇樹さんの見解。ガッツポーズは「個人的には全く問題ないと思います」

「強敵と認めているからこそ」

   波紋を広げたのは、5区で1時間7分16秒の区間新記録をマークした黒田選手のパフォーマンスだった。猛烈な追い上げを見せた黒田選手は、先頭を走っていた早稲田大学の工藤慎作選手を抜く直前、早大の花田勝彦監督が乗る運営管理車に向かってガッツポーズをとった。

   SNSでは、他校の監督に向かってガッツポーズをとったことについて、「リスペクトに欠ける」などとした指摘が出ていた。

   八木さんは4日、Xで「青山学院大学の黒田くんのガッツポーズが物議を醸していますが、個人的には全く問題ないと思います」とし、黒田選手の振る舞いに理解を示した。

   八木さんは早大時代に競走部の主将をつとめ、「出雲・全日本・箱根」の駅伝3冠、関東インカレ・日本インカレ総合優勝の5冠を達成した経歴を持つ元陸上選手だ。現在は独立し、陸上のパーソナルトレーニングやスポーツ関連事業などを手掛けている。

   「現役の学生時代、他大学の監督との交流はそこまでありません」と明かし、「それがこのような形での交流は、良い形のような気がします」とコメント。

   「強敵と認めているからこそ、先頭に近づいた時本当に嬉しかったんだろうなと思いますし」とした。

   「応援している人は各大学や選手の推しがあると思います。私は早稲田推しですし」としつつ、「ただ、終わればノーサイド。皆で青山学院大学の優勝を祝いましょう それにしても強すぎたな」とつづっている。

   投稿には、「点とった時にガッツポーズしたり喜んだりするのと、追いつき追い越す時にガッツポーズすることの何が違うのかっていう。喜んでなんぼでしょ。スポーツちゃんとやってきた人はわかるよ。溢れ出る感情抑えられない時普通にあるから」など、黒田選手への共感を示す声も少なくない。

   一方で、「自分やチームメイトに喜びをあらわにするのは全く問題ない。嬉しくて、興奮して、感情剥き出しになる気持ちも分かる。しかし、相手に対してはNGかと...。挑発的・無礼な行動だと思われても仕方ない。むしろ目上の『監督』という立場の人間です。素晴らしい成績だからこそ、少しがっかり...」などとする声もある。

「『大学生とはこうあるべきだ』など、価値観の押しつけによる批判が散見」

   八木さんはのちの投稿で、「箱根駅伝 青山学院大学黒田くんのガッツポーズ議論から見るSNSの発信について」として、改めて思いを明かした。

   「SNSの普及によって、気軽に情報を入手しやすくなった反面、気軽に批判する事ができ自身の価値観で他者を批判する人が増加しているのが残念だと感じます」とし、「特に当事者間の問題に対して『大学生とはこうあるべきだ』など、価値観の押しつけによる批判が散見されます」と指摘。

「人それぞれ価値観は異なり、どれも尊重されて然るべきです。ただ、それは他者を落とす場合は話が変わります」

   さまざまな意見があると受け止めつつ、「発信する時は責任を持ちましょう。そして、他者を直接攻撃するような内容は控えたいものですね」と呼びかけている。

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