2026年1月4日放送のドキュメンタリー番組「情熱大陸」(TBS系)にお笑いタレントのいとうあさこさんが出演、好感度抜群といわれる素顔に迫った。
39歳で「南ちゃんネタ」でようやくブレイク、
いとうさんは1970年に東京で生まれた。名門雙葉小・中・高に進学するも「親への反発もあって大学に行かず家を出て一人暮らしを始めた」という。専門学校でミュージカルを学ぶうちにお笑いに興味を持ち出す。
テレビでブレイクした時期は遅かった。39歳の時に人気野球漫画「タッチ」の浅倉南のネタで人気に火がついた。「南ちゃんネタ」でいとうさんは自身の生き方に確信を持つようになったという。
このネタは初めの頃は全く受けなかった。ある時、屋外イベントがあり、責任者に「南ちゃんネタがしっくりきているのでやらせてもらっていいですか」と頼み、イベントで披露した。すると受けに受けたという。「もうドーンドーンという感じで」といとうさんは振り返る。
そして、
「自分がおもしろくないとか、違うんじゃないのかと思ったことをやってスベっても、人のせいにできない仕事じゃないですか。責任が自分にあるので、自分が面白い、いい、と思ったものだけをやる、ただ実直にそれをやり続けているという感じです」
と話した。
「自分の感情がウソになることはしない」
ラジオ、テレビ、舞台と忙しく駆け回るなかで、事務所の要請ではなく自主的に出演し続ける新宿のトークライブでの話。撮影スタッフがいとうさんに「お休みもないぐらい忙しくて、言い方悪いですけど(自主的に出演しているライブを)続けなくてもいいんじゃないかとも思いますが」と問いかける。いとうさんは「それを言う人の気がしれなくて」と即答した。そして、「お金で1回も仕事してないです」ときっぱり言った。
「『今があるから言えるんだよ』と言う人もいるけど、仕事ないときからこのスタンスなんで」と話した。いとうさんは「何かに反することだったら、お金がよくてもやらない」と話し、スタッフが「いとうさんの中で『反する』ものとは」とたずねると、
「ウソをつくこと。自分の感情がウソになることはしない。つじつまがあわなくなるから」
と答えた。
このいとうさんのぶれない「芯」は、番組では触れなかったが幼少期に形作られたものではないのか。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)