井上尚弥をイラつかせた「バンテージ騒動」、ピカソ陣営の「神経戦」だったのか 識者が説く海外戦の心構え

「世界戦となれば、動くお金も大きい」

   「オフィシャルが『バンテージの巻き方がおかしい』と言ったことに乗じて、ピカソ陣営が、『それはおかしいじゃないか』と言いに行くのは、あり得る話。実際、現場でどれほどの押し問答があったかは分からないが、ボクシングの世界戦ではある話だと思います。疑義が生じているのだから。イラ立つ井上選手の気持ちは理解できるが、これが逆だったら『いいですよ』とはならないはず」

   今回の試合は、ピカソにとって初の世界タイトル戦だった。無敗の挑戦者は、地元メキシコで人気を博し、注目を集めた一戦だった。

   金平会長は「世界戦となれば、動くお金も大きい」とし、自身の世界タイトル戦の経験をもとに、こう続けた。

   「当然、両陣営はナーバスになる。ピカソ陣営がとった行動は神経戦だったとしても、海外ではこれを込みで考えなければならない。私も海外で経験したが、控室でバンテージを巻いていたら、相手陣営のマネジャーがいきなり来て、スーパーバイザーが来るまでは許さないと。それぐらい真剣」

   無敗対決を制し、年4度の防衛に成功した井上。26年は、5月の中谷戦が初戦となる。

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