2026年のパ・リーグは、西武が「台風の目」になるかもしれない。得点力アップへ...「大化けの期待がかかる」選手は主力投手の今井達也がアストロズに移籍したが、同じくポスティングシステムでメジャー挑戦を目指した高橋光成は契約合意に至らず、1月4日に残留が発表された。本人の胸中を考えると複雑な思いになるが、先発の柱として計算できる右腕が残留したことは戦力面で非常に大きい。かつて常勝球団を築いた西武だが、近年はCS争いにすら絡めず低迷している。苦戦の要因は得点力不足だ。5位に沈んだ昨年はリーグワーストの410得点。助っ人外国人のネビン、ドラフト2位で入団した渡部聖弥の活躍や、自身初のゴールデングラブ賞を受賞した西川愛也、小兵の滝澤夏央の台頭など明るい材料があったが、打線全体でみると迫力不足が否めない。今オフは得点力を上げるために積極的な補強を敢行。桑原将志、石井一成とチャンスメーカーのFA補強に成功。さらに、元パイレーツのアレクサンダー・カナリオ、台湾の統一から左の強打者・林安可を獲得した。ドラフト1位で入団する小島大河(明大)も打撃センスが光る即戦力の捕手だ。「新戦力の活躍が楽しみですが、大化けの期待がかかるのがカナリオです。豪快なスイングが持ち味の長距離砲で、外野からの強肩も魅力です。西武以外にNPBの複数球団が獲得に乗り出していたと聞きました。25歳と若く伸びしろ十分で、日本の野球に適応してクリーンアップに定着すれば一気に得点力が上がる。今年はソフトバンク、日本ハムの2強を予想する声が多いですが、西武が優勝争いに絡んでくれば面白い展開になります」(スポーツ紙デスク)西口文也監督就任初年度の昨年はソフトバンクに8勝17敗、日本ハムに9勝15敗1分と上位2球団に大きく負け越したことが響いた。強いライオンズの復活を、ファンは心待ちにしている。(中町顕吾)
記事に戻る