高市内閣は特定技能等の受け入れ上限を大幅引き上げ閣議決定
このように経済界が外国人との共生を模索する一方で、外国人排除を連想させる発言で支持を求めようとする丸川氏の姿勢に疑問を感じる人が多いのも当然だ。
丸川氏の発言から数日前の2026年1月23日、政府は特定技能等の受け入れ上限を2028年度までに123万人へと大幅に引き上げることを「閣議決定」している。
となれば、経団連からの提言が影響していたとされるこの決定を認めたのは、丸川氏が第一声で支持を訴えた高市早苗首相だろう。
その首相が進める国家戦略(123万人の受け入れ)と、目の前の候補者が語る外国人増加への「不安」、どちらが丸川氏の本心なのか、態度をはっきりさせるべきではないか。
そもそも、丸川氏は議員時代に、菅義偉内閣で東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣を務めている。
その際には、大会の理念として「多様性と調和」を広く呼びかけていた張本人だったはずである。
どれが丸川氏の本音なのか。
私たちが本当に「不安」を抱くべきなのは、隣に住む外国人ではなく、現実の社会構造を直視せず、その場しのぎの言葉で分断を誘う、政治家の二枚舌なのかもしれない。