プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年1月31日にユーチューブを更新し、ポスティングシステムに関して自身の見解を示した。「日本のプロ野球が危なくなるというのは想像ついていた」ポスティングステムとは、移籍システムのひとつで、日本の球団から大リーグ球団に移籍する際に利用するもの。海外フリーエージェント(FA)権を保持していな選手が、大リーグに挑戦するときに、所属球団の承認と手続きを経て移籍するシステムだ。前所属球団は、選手の保留権を失う代わりに、移籍先の大リーグ球団から譲渡金を受け取ることができる。選手の契約によっては、数十億円もの譲渡金が球団に支払われるケースもある。動画では、阪神・前監督の岡田彰布オーナー付顧問(68)が、ポスティングシステムに危機感を示したことを紹介し、高木氏が賛同する形で持論を述べた。スポーツ紙の報道によると、岡田氏はポスティングシステムに関するルール作りを提唱した上で、このままポスティングシステムを利用して大リーグ挑戦が続くと、「日本の野球なんか終わってしまう」などと指摘したという。岡田氏の意見に賛同した高木氏は、次のように持論を展開した。「ポスティングをやった(導入した)時点で、日本のプロ野球が危なくなるというのは、想像ついていた。(日本で)見たい選手がほとんど(米国に)行く。夢がどうのこうのと語っていて、世の風潮が『人の夢を奪えないだろう』みたいな。ポスティングに追い風が吹いた瞬間から、日本のプロ野球は危機感を持つべき」そして、こう続けた。「韓国もメジャー志向が強い」「韓国もメジャー志向が強くて、優秀な選手はメジャーに行きたいという。メジャーの魅力は結局、何なのかというと金だと思う。確かにレベルも高い。『レベルの高いところでやってみたい』。それはもちろん分かる。でも、それに伴ったお金。それは魅力がある。プロ野球で一生懸命に働く(生涯)年俸を、(米国に行けば)1年間でもらえる選手が出てくる」さらに、アシスタントが「以前よりも格段にここ数年、ポスティングで行く選手が増えたと思うが」と問いかけると、高木氏は「球団がわがままを許してきているということ」と事情を説明した。大学時代、ロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャースタジアムでプレーした経験がある高木氏は、当時、大リーグでのプレーに憧れたという。そのような自身の経験から高木氏は、「日本が悪いというわけではないが、もうちょっと魅力のある球団になるようにしていかなければならない。プロ野球のステータスを上げていかなくてはならない。メジャーの選手は社会的な信用を含めてステータスが高い。岡田さんが言うように、このままポスティング、ポスティングとなれば、日本のプロ野球はダメになっていくと思う」との見解を示した。ここ最近、日本球界からポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦する選手が後を絶たない。昨オフは、巨人の岡本和真内野手(29)、ヤクルトの村上宗隆内野手(26)、西武の今井達也投手(27)らが、ポスティングシステムを利用して、それぞれブルージェイズ、ホワイトソックス、アストロズに移籍した。
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