参政党、SNS戦略に曲がり角? ツッコミ続出で反論も泥縄に...神谷代表は薄い反応に「ちょっと違和感」

ファクトチェックに反論も...

   メディアに対する反論も、かえってボロを出す結果になっている。1月29日に朝日新聞は「CO2で気候変動、言ってるのは日本だけ」という神谷氏の発言の事実関係を「誤り」だと断じたファクトチェック記事を公開。党は公式サイトで「記事において本党からの具体的な説明は一切取り上げられず」などと反論を掲載した。だが、その内容は党の理念をひたすら並べただけで、「言っているのは日本だけ」という事実関係を裏付ける具体的な根拠が示されていない。党の公式Xには「『誤り』という結論に変わりはありません」というコミュニティノートが付けられた。

   候補者からも真偽不明の発言が相次ぐ。党から立候補している新人の工藤聖子氏は1月25日、自身のX(旧Twitter)で「スウェーデンは刑務所の98%が移民だそうです」などと投稿。党の千葉県連の公式Xも同様の内容を投稿したが、誤りを指摘され、ポストを削除する羽目になった。日本ファクトチェックセンターの検証によると、24年10月時点で21%といい、参政党の発信内容とは大きな開きがあった。

   また、食の安全を訴える発信でも失態は続いた。1月29日に党公式Xは「食料自給率100%に」との公約をアピール。だが、このポストにも具体的な数値目標、予算配分などがないとの指摘が入り、「2023年度の日本の食料自給率は38%です。これを100%に引き上げるためには特定の食品の生産を増やすか人口を減らすしか有りません」とのコミュニティノートが付けられた。これに対し、現職候補者の吉川里奈氏は「出来るできないじゃない、やるんだ!!」と精神論で引用コメントを付けるだけだった。

   25年の参院選では躍進を支える原動力となったSNSでの発信に苦しむ現状に、神谷氏は違和感も口にしている。各社報道によると、1月31日、堺市で記者団に対し「参院選より聴衆は多く、党員の熱量も高いが、SNSの発信が全然広がっていない。ちょっと違和感がある」と漏らした。この主張にXでは「もう飽きられてて草」「単純に人気が無くなったんじゃないの?」など、右派層からも突き放したようなコメントが散見される。

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