衆院選挙で躍進したチームみらいの安野貴博党首(35)が2026年2月12日放送の情報番組「ひるおび」(TBS系)に出演して、社会問題のバグを解いていく、次は21議席を狙うと、党の将来展望を語った。
唯一消費税減税を掲げず
安野さんは1990年東京生まれ、東大工学部を卒業後、2016年にAIスタートアップ企業を創業、21年にSF作家としてデビューした。24年には東京都知事選に立候補し5位、25年にチームみらいを立ち上げ参院選で初当選している。
今回の衆院選では、唯一消費税減税を掲げず、社会保険料を減らすことを優先すると訴えた。ひるおびにはAIエンジニアとして2回出演している。面識のあるMCの恵俊彰さんはまず、「AIと政治と共通部分がありますか」と問う。
「すごくあると思う。ソフトエンジニアもシステム全体を見た時にここがちょっとうまく行っていない部分をバグと呼ばれたりしていますが、それを見つけ出して解決するということで、政治家も大きくみると世の中の大きな社会問題、社会課題を、どういう風にそのバグを解いていくかという話なので、意外に違うようでいて考え方ややり方が共通しているところがある」
と話した。
「国民会議で党の主張、社会保険料の減免を訴える」
衆院選を振りかえり、
「我々は昨年の参院選から言っていることは変えていなくて、当時から消費税減税は今ではない、社会保険料の負担軽減が優先すべきだと話してきた。今回ふたをあけてみると、他の政党全部が消費税減税を打ち出して気づけば我々だけになっていた」
という。今回11議席になったことで予算委員会など常任委員会に参加することができる。将来的には予算を伴わない法律案の単独提出が可能になる21議席を目指すという。
毎日新聞専門編集委員の佐藤千矢子さんは「最終日の演説でも政治のプロから『敵を作らない(ようにしたいという)甘ちょろい(考えでは)、選挙に勝てないよ』と言われたが、自分たちはそうじゃないんだ、民主主義とはそういうものではないと演説していた。デジタルというと分断というイメージがあったが、そうではない(分断しない)世界を、デジタルを通じて作ろうとしているのが素晴らしい。ただ一方でみらいの顔ぶれをみると、高学歴のエリートが多いイメージ、政治はいろんな人たちを巻き込んでいかなくてはならず、社会的に弱い人たちをどうするかという問題がある。そういった人たちから遠い存在に見える部分をどうするか注目していきたい」と語った。
安野さんは消費税減税のあり方や財源などを議論する「国民会議」への参加の意欲を表明、「消費税減税よりも社会保険料の減免の方が意味があるのではないかと主張するつもり」という意向を示した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)