2026年2月8日投開票の衆院選で、これまでの0議席から11議席獲得と大躍進を遂げた「チームみらい」。しかしXには、選挙中からネガティブな投稿が寄せられ、選挙後も「不正な投票があったのではないか」「大きな組織の後ろ盾がある」といった根拠不明の情報や主張が投稿されている。こうした状況を、党はどう捉えているのだろうか。チームみらいは「分断を煽らない」などの価値観を大切にし、サポーターには「反応・反論をしないで」などと呼びかけているという。投開票後に投稿急増、ネガティブ85%ヤフージャパンの「リアルタイム検索」の感情分析によると、1月27日の衆院選公示日から2月8日の投開票日までのチームみらいに関するX投稿は、ポジティブなものが22%、ネガティブなものが78%だった。政策に共感し応援する声が寄せられた一方、高山聡史幹事長がYouTube番組「ReHacQ−リハック−」で社会学者の西田亮介氏の追及を受けしどろもどろになる様子の約6か月前の切り抜き動画などが拡散された。投開票後はさらに、チームみらいに関するX投稿が増加した。「リアルタイム検索」によると、公示日から投開票日までは約6万9000件だったが、9日から12日の4日間は約9万件投稿されている。ネガティブな投稿が85%だ。知名度の割に獲得議席数が多すぎるとして、「不正な投票があったからではないか」「大きな組織の後ろ盾がある」といった根拠不明の情報や主張が拡散。「#チームみらいに騙されるな」「#チームみらい怪しすぎ」といったハッシュタグも合わせて1300件以上投稿されている。こうした投稿をしているアカウントの中には、参政党支持を表明しているユーザーも複数見られる。衆院選比例代表九州ブロックで当選した参政党の木下敏之氏は12日にXで、「チームみらいを不正をしたのではないかと疑っている(原文ママ)」参政党の党員に向けて、長文を投稿。次のように呼びかけた。「『不正があったのではないか』と決めつけてしまうのは、あまり建設的ではないのではないでしょうか」「相手をよく知らないまま『陰謀論だ』と断じてしまうよりも、『どこが強かったのか』『何を学べるのか』を冷静に分析した方が、参政党、日本全体の今後にとってプラスになるのではないでしょうか」認知度上昇→初めてネガキャンの対象にチームみらいはこうした状況をどう受け止めているのだろうか。同党は12日、J-CASTニュースの取材に、「今回の選挙戦及びその後の期間を通し、チームみらいとしてははじめて、ネガティブキャンペーンの対象になったと認識しております」と回答。ネガティブキャンペーンはこれまでも、「政党間で他党を貶める目的」で行われて来たものだとし、今回同党がその対象になった理由について、「これまで(前回の参院選まで)より認知度が上がったため、という背景もあると理解しております」とした。続けて、こうしたSNS上のネガティブキャンペーンが盛んに行われる背景について、次のように分析した。「このようなネガティブキャンペーンは、選挙制度の仕組みや、SNSのフィルターバブルによって助長されている側面があると認識しております」「相手を貶めることで得票できる選挙制度になっているため、ネガティブキャンペーンがここまで盛んになっていたと理解しております」「SNSのフィルターバブルにより、偏った情報に触れる傾向があり、『自分はまったく知らなかったチームみらいが議席獲得するのはおかしい』『陰謀論ばかり目に入ってくるからそれが正しいと思ってしまう』といったことが起こっているのではと推測しております」サポーターには「反応・反論をしないで」呼びかけチームみらいの姿勢としては、「これまで通り、『分断を煽らない』『誰かをおとしめない』という価値観を大切に、対応してまいります」という。サポーターにも「ネガティブキャンペーンについては反応・反論をしないでください」「みなさんの心を守るために、つらいときにはミュートをしてください」と案内しているとした。一方、「ネガティブキャンペーンがどこからきて、どういう人たちにより発信されていて、どのような動きになっているか」などについては、分析を行っているという。
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