「イージス艦派遣」で出て来る難問、「存立危機事態」を認定できるか
具体的にどのような要求が出てきそうなのか。小谷さんは「一番わかりやすいのは海上自衛隊の護衛艦を派遣してタンカーの護衛にあたらせる。ただ、今イランがやっていることは対艦ミサイルやドローンによる攻撃でそれに対処できるのはイージス艦しかない。イージス艦の派遣となると法的にクリアしなくてはいけない課題が出てくる」と説明し、「存立危機事態」を認定できるかどうかをあげた。
小谷さんは「海上警備行動を発令すれば日本関係船舶に関する護衛はできるが、目の前で第三国船がミサイル攻撃を受けているのに何もできませんというのはありえないので、そういう状況で派遣するのは難しい。それをクリアできるとすれば存立危機事態の認定ということになると思うが、日本政府がこれまで説明してきた状況を考えると、この段階で存立危機事態を認定するというのも難しい」と話した。
イージス艦が出るとなると、日本の安全保障の関わり方ががらりと変わる可能性がある。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)