補正予算で補助継続するかは高度な政治判断
一方、国内のガソリン価格はどうなるか。これは補助金が出るので、あまり変化はないだろう。7日には本予算が成立したので、当面の補助金は枯渇しない。足りなくなったら、補正予算を計上するかどうかがポイントになる。本来、こうした価格補助は一時的・限定的に扱うのが原則であるが、補助を継続するかどうかは高度な政治判断になるだろう。
補正予算で補助金支出が政治的に決まれば、日本国内のガソリン価格は安定したままだろう。補助金なしであれば、そのときの原油市況に左右されるだろう。年内の原油先物市場は比較的安定しており、先行き価格は下がる見込みだ。高市首相は、年内の石油は備蓄分やホルムズ海峡を経由しない様々な代替ルートを含めて十分確保されていると明言している。
++高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはしよういち)元内閣官房参与、元内閣参事官、現「政策工房」会長 1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。20年から内閣官房参与(経済・財政政策担当)。21年に辞職。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「国民はこうして騙される」(徳間書店)、「マスコミと官僚の『無知』と『悪意』」(産経新聞出版)など。