グループの新たな顔は大村杏20歳 久々の「夏曲」リリース、「笑顔でフレッシュで、さわやかなSKE48見て」

   名古屋・栄を拠点に活動するSKE48が2026年3月に36枚目のシングル「サンダルだぜ」を発売した。夏をイメージした王道アイドルソングで、SKE48としては久々の「夏曲」だ。

   22年に加入した大村杏さん(20)が初めてセンターポジションに抜擢され、「笑顔でフレッシュで、さわやかなSKE48」をアピール。大村さん、相川暖花さん(22)、伊藤虹々美さん(17)、熊崎晴香さん(28)、河村優愛さん(20)の5人に、新曲の魅力や新年度に向けた意気込みを2回にわたって語ってもらった。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

  • SKE48の新曲「サンダルだぜ」について語るSKE48メンバー。左から相川暖花さん、河村優愛さん、大村杏さん、熊崎晴香さん、伊藤虹々美さん
    SKE48の新曲「サンダルだぜ」について語るSKE48メンバー。左から相川暖花さん、河村優愛さん、大村杏さん、熊崎晴香さん、伊藤虹々美さん
  • MVのワンシーン。冒頭で満月が大きく映し出される(c)2026 SKE, Inc. / AMC
    MVのワンシーン。冒頭で満月が大きく映し出される(c)2026 SKE, Inc. / AMC
  • SKE48の新曲「サンダルだぜ」について語るSKE48メンバー。左から相川暖花さん、河村優愛さん、大村杏さん、熊崎晴香さん、伊藤虹々美さん
  • MVのワンシーン。冒頭で満月が大きく映し出される(c)2026 SKE, Inc. / AMC

MVは「サンダルを拾って自由に駆け回って解放されていく感じ」表現

―― 新曲「サンダルだぜ」は、情景がイメージしやすい「夏曲」だという印象を持ちました。楽曲の聞きどころ、どんな思いを込めて歌ったか聞かせてください。

大村: 明るい印象を伝えたいので、笑顔を意識しました。うまくいったと思います。
相川: 前作は初めての選抜で慣れないことも多く、ずっとソワソワしていたのですが、今回は割とリラックスして臨めました。
河村: クラップ(手拍子)の音をそのまま使っていただき、初めての経験だったので、(スタッフの皆さんの)愛を感じました。自分がアイドルをしていることを実感できました。3作目で初めて笑顔がコンセプトの楽曲を歌わせていただき、すごく新鮮な体験ができました。
熊崎: 久々の元気で明るい曲です。レコーディングの際には、ファンの皆さんがどこでコールしてくれるかな?と想像しながら歌うのがすごく楽しかったです。私たちが想像しているところに入ってくるところもあると思うし、ファンの方が新しく生み出してくれるコールもあると思います。
伊藤: 春から夏に季節が変わっていく楽しみ、ワクワクや、好きな人と夏を一緒に過ごしたいという強い思いが加速していく様子を、うまく表現できたと思います。

―― ミュージックビデオ(MV)は、冒頭で満月が大きく映し出され、皆さんが踊りだすシーンが印象的です。

大村: オレンジの光になっていると思いますが、これはSKE48カラーになっていて、メンバーがずらっと並んでいる様子が、これからの未来を表現しているのだと思います。何かに挑戦していくような後ろ姿がある一方で、かわいいらしさも見せつつ......というMVになっています。

―― サンダルがクローズアップされるシーンもあります。

大村: サンダルを拾って自由に駆け回って解放されていく感じを表現しています。走り方にもすごくこだわりがあって、思いっきり走ってみたら、監督さんから「すごくいいね」と言っていただけました。今回は(メンバーがアップで映る)リップシーンもすごく多くて、各メンバーがピックアップされています。

―― 振り付けはいかがでしたか?

熊崎: キャッチーな振りが多くて覚えやすかったです。サンダルをポイントとした振り付けが入っていたり、バランス、体幹が大事になってくるような動きだったり......。TikTokなどでも皆さんにも真似していただきたい、特徴的なダンスが組み込まれているので、注目していただきたいです。

クリスマスに撮影した「夏曲」MV

ミュージックビデオはまだ寒い時期に撮影された(c)2026 SKE, Inc. / AMC
ミュージックビデオはまだ寒い時期に撮影された(c)2026 SKE, Inc. / AMC

―― 撮影は寒かったと聞きました。

相川: 寒かったし、土砂降りで滝のように雨が流れていました。スタッフさんが何十枚ものタオルで地面の水を拭いて絞ってくださっていました。踊っているときに滑らないように、いろいろな方の力を借りての撮影になりました。

―― 難しかったところはありますか。

熊崎: 雨だったのですが、まぶしい光が差し込んでくるような「さわやかな表情で」と言われていたので、MVをご覧いただいて、夏を感じさせる爽やかさを感じていただけたら、それは私たちの演技力です(笑)。

―― 「夏曲」ですが、撮ったのはクリスマスですからね......!

一同: そうなんですよ......!

―― 衣装についても聞かせてください。

大村: ピンク、水色、紫、緑の4色があります。さらに形が4種類あるので、全員が違う衣装を着ています。髪飾りも全員違います。私はツインテールをよくしているので、ツインテールにぴったりの髪飾りを渡されて、私のことをよく知ってくださっていると愛を感じました。さらに、私のサンダルだけ花がついています。センターの特別感もあって、うれしかったです。

―― 相川さんの髪飾りも特別だそうですね。

相川: ひとりだけカチューシャなんですよ......!他のメンバーは自分で髪飾りを決めていましたが、自分だけ最初に渡されました。カチューシャ大好きなので、うれしかったです。

―― 大村さんはシングル表題曲のセンターに初めて抜擢されました。どうやって知らされましたか。

大村: 出演舞台「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の撮影だと言われて事務所に行ったのですが、カメラがあって、「センターお願いします」と言われて......。本当はもっとリアクションを取りたかったのですが、本当にびっくりしすぎて固まってしまいました。その後にすごく思いがあふれて、自分がやりたいこととか、バンテリンドーム ナゴヤを目指していることとか、すごく語っていて、自分では覚えていないのですが、(自分の動画を見直して)「自分熱いな」と思いました。

―― 普段からセンターになりたい、という思いはありましたか。

大村: 選抜メンバーになりたいとは言ったことがありますが、今までセンターを目指していると声に出して言ったことはありませんでした。ただ、ファンの方は発表後に「待ってたよ」と言ってくださる方がすごく多く、お互いセンターの話はしない中でも、やはり意識してたんだなと、思いが一致した感じがしてすごくうれしかったです。

初センター抜擢で「変えたい」こととは

大村杏さん。初めてセンターに抜擢された
大村杏さん。初めてセンターに抜擢された

―― センター抜擢を知らされた時の動画では、「SKE48が新しく変わるチャンスだなと、今のSKE48を見て思うので、いい意味で変えられたら思う」と話していました。どういった点を「変えたい」ですか。

大村: 今回のシングルの特徴は明るい曲調なので、この楽曲をいただいたからには笑顔でフレッシュで、さわやかなSKE48を見ていただきたいと思っています。この曲があるからこそ自分がセンターをできたと思うようにしているので、この曲のセンターとして、多くの方に聴いていただけるようにSNSなどで発信も頑張っていきたいです。

―― 今回で5回目の選抜メンバー入りです。

大村: 初選抜の「愛のホログラム」(24年)では一番端の一番後ろだったので、そこから5作品でセンターに立つとは想像もしていませんでした。前に人がいないというのは、何回やっても慣れないなと思ってはいました。ただ、劇場公演でセンターに立ったり、カップリング曲でセンターに立たせていただいた経験が生きたとも思っていて、ちゃんと堂々とできたかなと思います。

―― 相川さんは25年4月のポスト「本日の握手会、ヲタク約1名。」が話題になりました。その後、前作「Karma」で初めて選抜入りしました。これはバズった効果でしょうか。

相川: バズった効果だと思います。

―― 選抜メンバー続投ですが、選抜の立ち位置は慣れましたか?

相川: うーん......メンバーと一緒にいるのは慣れていますが、選抜としての仕事は、ひよっこなので全然慣れていないかなと思います。MVも、まだリップシーンはあまり上手にできないから、そこはまだまだだな......と思います。

―― 普段の世界は大きく変わるものですか?

相川: いや~、変わりましたね。個人で出させていただくお仕事がすごく増えて...。テレビに出させていただいたり取材受けさせていただいたり、雑誌に出させていただいたり、世界が変わったと自分でも思いました。

大村さんは「いつかセンターに立つと思っていました」

河村優愛さん。フロントメンバーに選ばれて自信がついたという
河村優愛さん。フロントメンバーに選ばれて自信がついたという

―― 熊崎さんは、何回もセンターを経験したことがある「ベテラン」ですが、後輩のセンターでのパフォーマンスをどうみますか。何かアドバイスなどなさいましたか。

熊崎: 後輩がセンターを務めるシングルに何回か参加させていただき、毎回思うのは、後輩だけど尊敬する人だな、ということです。杏(大村さん)のパフォーマンスはすごく好きだな、とよく思います。研究生として「制服の芽」公演(24年)に出演していた時も、その全力さは印象的で、いつかセンターに立つと思っていました。すごく性格が体育会系だと思います。その意味では、いい意味でSKE48らしさを持っていると思います。MV撮影のとき、よく「緊張する」と言っていますが、カメラが回ると堂々としてキラッと輝けるところが、「向いている」子だと何回も思えました。後輩の子が「バンテリンドーム ナゴヤに立ちたい」といった、自分が思っていることを言葉にする様子を見てうれしくなりました。熱がちゃんと後輩に伝わっていることを実感しています。初センターは1回きりだから緊張も不安もあると思いますが、だからこそ味わえることを楽しんで、杏らしく堂々と立ってもらいたいです。

―― 楽曲によって立ち位置はいろいろ変わるものですが、今作については、グループを先輩として支えていくようなイメージでしょうか。

熊崎: そうですね......やはり、そういう形で今回のポジションを決められたのかな、とはすごく伝わるので、もちろん(グループを)支えつつも、私もファンの方を絶対幸せにしたいと思うので、自分のことを好きでいてくれるファンの方に、センターでもそうでなくても「このシングル最高だな」と思ってもらえるように、メンバーと力を合わせて盛り上げていきたいです。

―― 河村さんと伊藤さんはこれで3回目の選抜入りです。過去2回と比べて慣れましたか。

伊藤: まだ緊張はありますし、MVも先輩方を見ていると自分はまだまだだなと思います。ただ、今作は以前の2作と違って「笑顔はっちゃけ夏ソング」といった感じなので、今まで出せていなかった自分を出していきたいです。あと、(選抜メンバーの中で)最年少メンバーとしても、SKE48の魅力を出していきたいです。
河村: 今作も選抜に選んでいただけるか不安で、まだまだ慣れてはいません。MV撮影の夜も「こここうすればよかったな」と思ってしまいました。ただ、初めて選抜入りした「Tick tack zack」(25年)は一番端のポジションだったのですが、その次の「Karma」(同)では、少し良い位置になったので、そこで「次に選抜に入れるならフロントメンバーになりたい」という目標を自分の中で立てていました。これは他の人には言っていなかったのですが、今作でフロントメンバーに選んでいただけたことで自信が持てました。自分がフロントに立っていて納得だと思ってもらえるような活動をしていきたいです。

   (後編に続く。4月19日掲載予定です)


相川暖花さん プロフィール
あいかわ・ほのか 2003年生まれ、愛知県出身。15年に7期生としてSKE48に加入。35枚目のシングル「Karma」(25年)で初選抜。Team S所属、リーダーを務める。

伊藤虹々美さん プロフィール
いとう・ここみ 2008年生まれ、長野県出身。23年に12期生としてSKE48に加入。34枚目のシングル「Tick tack zack」(25年)以来3作連続で選抜入り。Team S所属。

熊崎晴香さん プロフィール
くまざき・はるか 1997年生まれ、愛知県出身。12年に6期生としてSKE48に加入。15枚目のシングル「不器用太陽」(14年)で初選抜。19枚目の「チキンLINE」(16年)以降の全シングル表題曲に参加している。趣味のひとつが競馬で、19年からコラム「ハルカ伸るか!反るか!」(東京スポーツ)を連載している。23年8月に写真集「表情ガール」(扶桑社)を発売。Team S所属、副リーダーを務める。

大村杏さん プロフィール
おおむら・あんず 2005年生まれ、愛知県出身。22年に11期生としてSKE48に加入。32枚目のシングル「愛のホログラム」(24年)で初めて選抜入りし、選抜は今作品で5作目。25年9月に初の写真集「杏仁豆腐」(秋田書店)を発売。Team E所属。

河村優愛さん プロフィール
かわむら・ゆあ  2006年生まれ、愛知県出身。23年に12期生としてSKE48に加入。34枚目のシングル「Tick tack zack」(25年)以来3作連続で選抜入り。Team E所属。

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