2019年 11月 14日 (木)

就活生の「ごね得」 本当に得か、実は損か

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「世の中、言ったもの勝ち」

とよく言います。

   私は比較的言う方で、まあまあ得したことの方が多いかな、と。

   では、これが就活ではどうか、ということで、今回のテーマは「ごね得の是非」です。

事故で選考参加断念の学生を説教

そこを何とか
そこを何とか

   就活生でごね得を考える学生がどれだけいるか、と言えば、全体から言えば少数派。

   特に就職状況が悪かった時期は、萎縮してしまっている学生が多いせいか、ごね得どころか、粘らない学生が多かったです。

   たとえば、説明会の予約、参加。

   この仕事を始めてから10年以上、ナビなどでの予約ができなければ、ダメ元で電話すればいい、と就活生には伝えています。

   これは私の専売特許というわけでなく、就活カウンセラーや大学キャリアセンター職員などもよく話すところ。

   これ、勝率7割くらいで参加できますし、説明会参加から内定に至る学生の話もよく聞きます。

   という話をしても、10人のうち実行できるのは1人か2人。

   それどころか、こんな話も。

   福岡で就活相談にのっていたときのこと。ある学生が、説明会に参加できず、人生終わった、と泣き顔でした。

   予約して、当日、車で山道を移動していると、側溝にはまり、身動きが取れなくなってしまいました。山道で携帯電話は通話不能。どうにかJAFを呼んだときにはすでに説明会が終了していました。

「終わったところに連絡してもムダ。行きたい企業だったのに、これでこの企業は終わりですよね・・・」

   打ちひしがれた学生を、それは違うと、話したのは同席していた某社採用担当者です。

「説明会終了後でも、連絡したうえで日程振りかえを要望すれば、どうにかなったはず。連絡ないままだと、『無断欠席』となるけど、連絡すれば、そこはまともな人事なら配慮するよ?実際の仕事だって、似たようなトラブルが起こり得るわけだし」

   これを聞いた学生は、どうにかなると、思っていなかったのか、目を白黒させていました。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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