2020年 9月 22日 (火)

「推薦枠」なのに選考落ち続出 就活戦線に要注意の新潮流

創業100年以上、大正製薬こだわりの品質。乳酸菌が入ったごぼう茶でいきいきとした毎日を。

   今回のテーマは「推薦枠」。

   就活における推薦枠とは、企業側が大学・短大などに推薦枠を用意。大学側は学内で選考をやって、推薦学生を決めます。

   もともと、大卒の就活はこの推薦枠に入るかどうかが重要でした。それが、1960~1970年代にかけて、文系総合職では、自由応募が主流となり、現在に至っています。

   推薦枠ということでは、女子大の一般職、それから理工系大学院の研究職・技術職などで今なお残っている、はずでした。

   もっとも、今(2015)年はちょっと異変が起きています。

慶応・一橋が就職に強いのは「推薦」の伝統

君、推薦!
君、推薦!

   昔から現在に至るまで、慶応義塾大や一橋大は就職に強い、と言われ続けています。

   その理由の一つが企業の推薦枠です。

   慶応義塾大や一橋大は、大学の就職担当(嘱託)が面談するか(慶応)、大学教員による推薦委員会が学生の就職希望と求人側の採用希望を一致させたうえで、推薦学生をそれぞれ決めていました。

   ところが、東大と早稲田大は違いました。

「求人側の注文数にはおかまいなく、行きたいというやつはみんな推薦する、というので、こんにち同様評判がよくなかった。ある会社では、東大と早稲田だけは、あらかじめ書類選考をして、まずしぼった上で試験をした、という。この辺も、伝統は恐ろしいものである」

(『日本就職史』より引用)

   推薦枠があるのに、それをまた書類選考をやるのですから、よっぽど不評だったことが明らかです。

   文系総合職については、推薦枠がほぼ消滅した今も、一橋・慶応は就職に強い伝統を引き継いでいます。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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