2024年 4月 19日 (金)

カメラメーカーのデジタル一眼レフ戦争 -レンズ交換がアマチュアカメラファンに人気-

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています
デジタル一眼レフカメラの販売戦に火をつけたキヤノンEOS kissデジタル(左)と、これを追撃したニコンのD70(右)
デジタル一眼レフカメラの販売戦に火をつけたキヤノンEOS kissデジタル(左)と、これを追撃したニコンのD70(右)

   日本のカメラメーカーは、レンズ交換のできるデジタル一眼レフカメラ販売戦に燃えている。日本の写真機メーカーの技術力が生かせる国際競争力のある商品だ。

日本の得意技を生かす一眼レフの人気

   日本のカメラメーカーは、レンズ交換のできるデジタル一眼レフカメラ販売戦に燃えている。火をつけたのは2003年秋発売されたキヤノンEOS Kissデジタル(アメリカでは Canon Rebel Digital, その他の地域では Canon EOS 300D)。それまで20万円を超えていたデジタル一眼レフの価格を10万円台に押し下げた。これに2004年3月、ニコンが同一価格帯でより高性能をうたうD70で追撃、販売合戦になった。
   これまで一部のプロやハイアマチュア向けだったのが、一般のユーザーも手が届くカメラになり、市場が一気に拡大した。2004年秋には、コニカミノルタのカメラ製造部門が手ぶれ補正機能のついたα-7デジタルで参戦し、オリンパス(株)も20万円以上した上位機種につづく10万円台前半の機種で対抗、ペンタックス(株)は10万円を切るデジタル一眼レフを登場させる。

レンズ交換式一眼レフタイプデジタルカメラの生産額と出荷額

   フィルムカメラの退潮を尻目に右肩上がりの成長を期待されたデジカメだが、有限責任中間法人カメラ映像機器工業会のカメラ国内出荷月別統計で04年6月分が-13%と、デジタルカメラの統計を開始した99年以来、初めて前年同月比を下回った。新聞紙上では、薄型テレビ、DVDと並ぶ「新・三種の神器」からの「脱落危機」と報道された。ソニー(株)松下電器産業(株)など家電メーカーが小型軽量デジカメを大量投入し、デジカメの国内普及率は50%を超え市場は飽和状態なうえに低価格化がすすみ、このままではデジカメはパソコンの二の舞かとの懸念がある。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中