春闘本格復活 トヨタの「百円玉」に注目自動車業界の春闘がスタートした。今年も、2007年2月14日、トヨタ、日産、ホンダなど自動車労組が経営側に要求書を一斉に提出、1カ月後の3月14日に回答を引き出す。今春闘のポイントは月例賃金(月給)の引き上げ要求に経営側がどう応じるか。一時金(賞与)も高水準の要求が相次いだが、月例賃金は所得の基盤であるだけに重みが違う。ことに、06年を上回る1,500円をめぐる攻防になるトヨタに注目が集まる。 「理屈抜き賃上げは、良いとは言えない」![]() トヨタの労使交渉に注目集まる 「自動車産業を取り巻く経営環境が昨年と変わっていないなかで、2年連続"理屈抜き"で要求に応えることは、経済の状況から見ても、良いとは言えないのではないか」―トヨタの木下光男副社長は要求を受けた14日の記者会見で、賃金改善分1,500円の受け止めをこう語った。 去年より少しでも上がれば賃金相場を動かす 06年、トヨタが賃上げに応じた背景には、我慢を重ねた要求をはねつければ全社的なモチベーションダウンにつながるとの危惧があった。人手不足のなか、輸出好調によるフル生産を支える現場に報いる結果となったが、「理屈抜き」の言葉に表れたとおり生産性向上などの明快な根拠から導かれた妥結ではなかった。
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