2024年 4月 19日 (金)

<あさが来た>(NHK)
王道をいくNHK朝ドラにひと安心!お転婆=木登りシーン「おはなはん」以来の伝統芸も登場

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   結局、「まれ」は何がしたかったのか。最終回、全員総出の結婚式でなんとなくいい話のようになっていたけど、後味は決していいとはいえない。食べ放題のケーキバイキングで、たいして旨くもないケーキを山ほど食べた後の胸焼けにも似た感じだ。

   日を挟んでようやく胸焼けも治った28日月曜(2015年9月)、新朝ドラ「あさが来た」がスタートした。さて、お口直しとなりますかどうか。

第1話冒頭に後年のヒロイン見せてつかみもOK

   脚本の大森美香は「風のハルカ」に続き2度目の朝ドラ登板で、演出の西谷真一も「走らんか!」「ふたりっ子」「つばさ」とこれまでに3作品の朝ドラを演出しており、朝ドラを熟知する安心のコンビだ。

   第1週「小さな許嫁」。第1話の冒頭で洋装のヒロインあさ(波瑠)が現われ、女学生たちを前に挨拶する。あさは日本初の女子大学設立者であり、この物語はそんな彼女の生涯を描く、とナレーションが流れる。「マッサン」でも冒頭に老いたマッサンのシーンが出てきて、それがラストシーンと繋がったが、最初にゴールの姿を見せてくれたことでほっとする。とくにゴールが見えず、迷走し続けたようにしか見えなかった「まれ」の後では効果的だろう。つかみはOKといったところか。

   ヒロイン波瑠の凛々しい姿はチラ見せで終わり、すぐに子供時代のあさ(鈴木梨央)が登場する。お転婆で木登りが得意というのは「おはなはん」以来、朝ドラヒロインの得意技のひとつだが、そういう定番をぶっこんでくるところもいい。

   ちなみに、チビあさの鈴木梨央は人気子役で、「おトクちゃん」や「ポカリスエット」のCMでもおなじみ。大河ドラマ「八重の桜」でも八重の子供時代を演じていて、チビ八重もまた木登りのシーンがあった。それにしても、「おはなはん」から50年近く経つというのに、、NHKはお転婆=木登りしか発想がないのか?といいつつも、なんだかんだいって、朝ドラヒロインの木登りには「よっ、待ってました!」と思わず声を掛けたくなる魅力があるのもたしかだ。

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