「注意を全国に呼びかけたい」
今回の死亡事故が発覚した後の記者会見だった06年7月14日、パロマの小林弘明社長に謝罪は一切無く「製品に問題はない」「事故の原因は不正改造」と座ったまま用意した文章を記者の前で読み上げた。この時は事故が17件、死亡が15人と発表したが、同18日には事故が27件、20人の死亡と変わり、部品の劣化や、不正改造の中に、パロマの系列会社やパロマ社員が関わっていたことがわかる。そして、小林弘明社長から、
「自分が(事故について)どれくらい把握しているかわからない」
という発言まで飛び出す始末だ。
「死亡事故”20年”放置。あきれた企業体質」とマスコミ各社は報じた。こうしたパロマの無責任でいい加減さがまた明るみに出た、ともいえる。先の北海道エルピーガス協会の寺下事務局長は「全力を尽くしてガスの信頼を回復したい。そのためにはまず、パロマのPH-16CWFへの注意を全国に呼びかけたい。そして一刻も早く安全宣言を出したい」と話している。