2020年 11月 27日 (金)

「F1を東京・お台場で」 ホンダと協力するトヨタの思惑

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   2008年から富士スピードウェイ(静岡県)と鈴鹿サーキット(三重県)の交互開催となったフォーミュラー・ワン世界選手権(F1)日本グランプリ。F1は1カ国1開催が原則であり、2007年から2011年まで5年間はトヨタ自動車側の富士スピードウェイで開催される予定となっていた。F1開催の早期復活を望むホンダ側の鈴鹿サーキットに対し、悪役となることを恐れたトヨタ側が開催権の一部を譲った形だ。だがトヨタの思惑はそれだけではない。ホンダに恩を売って協力を取り付け、東京・お台場でのF1開催を実現させる狙いもあるようだ。

2010年以降は富士と鈴鹿がそれぞれ隔年開催

お台場でF1は開催できるのか
お台場でF1は開催できるのか

   F1日本グランプリは1976、1977年の2年間が富士スピードウェイ、その後、1987年から2006年までの20年間は鈴鹿サーキットで開催された。2007年から5年間の開催権は富士スピードウェイが取得していた。

   トヨタは2000年の富士スピードウェイ買収発表時に、2002年にF1参戦するトヨタF1チームのホームコースにすることと、F1開催の権利獲得を目指すことを表明。さらにトヨタの経営陣は、富士スピードウェイでトヨタF1チームが表彰台に上ることを夢見ていた。このため約200億円を投じてコースを全面改修したのだ。

   一方の鈴鹿サーキットは、ホンダが1962年に開設した名門コースだが、国際自動車連盟(FIA)から施設の老朽化やコースの安全性が指摘されていた。これがF1日本グランプリの開催権が富士スピードウェイに移った一因。鈴鹿サーキットにとって開催権を奪われたのは痛手で、地元の鈴鹿市などと共同で復活に向けた要望活動を行っていたが、本格的にコースを改修するよいタイミングとなった。

   今回の富士スピードウェイと鈴鹿サーキットの交互開催は、FIの開催権などを管理するフォーミュラー・ワン・アドミニストレーション(FOA)の提案に、富士スピードウェイが合意。2007、2008年は富士スピードウェイ、2009年は鈴鹿サーキットで開催し、2010年以降は富士スピードウェイと鈴鹿サーキットがそれぞれ隔年開催することが決まった。

   富士スピードウェイは日本のモータースポーツの聖地、鈴鹿サーキットは日本のF1の聖地などとも言われ、鈴鹿を愛するF1ファンは多い。F1で数多くの勝利を手にしてきたホンダのホームコースでもあることから、ファンの鈴鹿サーキットに対する思いはなおさらだ。このためF1日本グランプリの開催権を手にした富士スピードウェイ=トヨタに対して批判もあった。

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