2018年 5月 27日 (日)

「孫疲れ」、高齢者は気をつけて お盆で帰省も世話に疲れるうえ感染症が迫る

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   お盆休みを迎え、多くの人がしばしの間、ふるさとでゆっくり過ごそうと帰省する。小さな子どもたちは、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんとの再会を心待ちにしているだろう。

   もちろん、待ち受ける側も楽しみ......のはずが、最近は元気な孫の相手に疲れてしまうという話もある。しかも今の時期は、流行中の感染症がある。体力が落ちている高齢者にうつらないとも限らない。

  • お盆休みは3世代で楽しく過ごしたい(写真と本文は関係ありません)
    お盆休みは3世代で楽しく過ごしたい(写真と本文は関係ありません)

感染性胃腸炎は過去10年で最も多い

   「孫疲れ」――。質問投稿サイトやママサイトの掲示板をはじめ、インターネット上でしばしば見かけるワードだ。祖父母が物理的、経済的に孫の面倒を見るという広い意味に加えて、盆暮れやゴールデンウィークといった長期休暇に孫がやって来たとき、その世話で疲れてしまうことも含むようだ。

   例えば2015年12月10日付の「NEWSポストセブン」の記事では、「お正月が近づくと憂鬱なんです...」「孫はかわいいですが、ほんの数日間、預かっただけで夫婦ともにヘトヘトになります」と嘆く66歳女性の事例を紹介していた。

   おじいちゃん、おばあちゃんとしては孫のためにハッスルしたいが、年齢や体力面から同じペースで何日も付き合うのは難しい。普段は別々に暮らしているから、生活習慣やリズムの違いもあるだろう。食事をはじめ、「孫が快適に過ごせているか」と気遣いが連続するのも、疲れの原因になると思われる。

   さらに心配なのが、病気の感染だ。孫が帰った後、蓄積した疲労が原因で体調を崩すことはあり得る。しかも今夏は、流行中の感染症が多い。

   そのひとつが、感染性胃腸炎だ。国立感染症研究所が発表した2017年第30週(7月24日~30日)の定点あたり報告数(速報値)は3.94人で、過去10年で最も多いのだ。夏はウイルス性よりも細菌性が多く、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、サルモネラ、カンピロバクターと、食中毒によるものが考えられる。

子どもからおとなが感染する例も

   夏季に流行する代表的な感染症が、ヘルパンギーナだ。国立感染症研究所によると、第30週の定点あたり報告数では過去10年のなかで2番目に少ない2.62人だが、2017年では今がピークとなっている。「発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎」(国立感染症研究所)で乳幼児に多いが、実はおとなでも感染すると、2014年8月9日付「プレジデントオンライン」の記事で、医療ジャーナリストの福島安紀氏が指摘している。しかも、おとなは重症化しやすい。「家庭内で子供が感染したとき共用のタオルを使わないようにするなど、家族がうつらないようにしよう」と、記事では促している。

   今年、爆発的ともいえる大流行を見せているのが、手足口病だ。第30週の定点あたり報告数は9.82人で前週比増、過去10年でも最多となっている。おとなの感染はまれだが、お笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之さん(45)が5月、感染を明かしていた。過去の事例としては、お笑いコンビ「品川庄司」の品川祐さん(45)が当時1歳からうつったかもしれないと、また女優の本上まなみさん(42)も「2年前に当時小学3年の娘がかかり、家族にうつりました」と、いずれも7月21日放送の情報番組「スッキリ!」(日本テレビ系)で話している。

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