文大統領、東京五輪を「友好と希望の源に」 8・15演説で反日世論「沈静化」図る?
2019.08.15 18:25
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南北の「平和経済」で「日本を追い越す」の持論は変えず
ただ、南北間の経済協力で「平和経済」が実現すれば「一気に日本の優位性に追いつくことができる」として波紋を広げた持論は曲げていない。今回の演説でも、
「平和と統一による経済的利益が非常に大きいことは明らか」
だとして、「平和経済」に多くの時間を割いた。2022年まである任期中に
「朝鮮半島の非核化と平和体制を確固たるものにすることを誓う」
としたうえで、
「2032年にソウル・平壌五輪を成功裏に開催し、光復100周年を迎える2045年までには、平和と統一を実現した『ワン・コリア』として世界の中でそびえ立てるよう、その基盤をしっかりと整えることを約束する」
とした。その上で、統一による経済成長が
「私達が日本を追い越す道で、日本を東アジア協力という秩序に導く道」
だと主張した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)