2021年 4月 13日 (火)

平畠啓史がJリーグを見続ける「意味」 サッカーを通じて会う「人」への思いを語る【インタビュー】

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「ほんの0.1%でも『楽しみが増えた』と思ってくれたらそれでいい」

   中断期間中は、直接の触れ合いが大幅に制限。その中で、Jの現役選手がネットでライブ配信をするなど、新しい形でファンの前に姿を見せるようにもなった。「コロナが早く収束するに越したことはありません。一方で、この環境で生まれた交流の形は、Jリーグが再開しても続けられるんじゃないかなと思います」と平畠さん。「それに、九州で鹿島アントラーズを応援されている方もいれば、北海道でサンフレッチェ広島を応援されている方もいるでしょう。場所が離れていようが、試合後に全国のガンバのファン同士がオンラインで集まって、サッカーの話をすることも簡単にできる。それはすごく良いことだと思います」とファン同士のつながりにも期待する。

   自身もYouTubeチャンネル「ひらはたフットボールクラブ」を開設し、3月から精力的に動画配信。Jリーグ各クラブ注目の新加入選手紹介にはじまり、スタジアムDJの座談会、「鳥栖オススメツアー」紹介など、扱うネタは幅広い。J1に限らずJ2やJ3までテーマを広げているのも特徴だ。

「僕がマイナー志向というのもありますが、いわゆるスター選手や、J1で優勝を争うチームの主力はみんな知っています。もちろんそうした選手も大事ですが、僕があえて取り上げなくてもスポーツニュースなどで扱ってくれます。一方で優勝争いをするクラブだけで、リーグは成り立たない。『こっちにも素晴らしい選手がいますよ』『面白いクラブがありますよ』と伝えたい意識はあるかもしれませんね。

本当に本当のところでは誰にも教えたくないですけどね(笑)。好きなロックバンドとか深夜番組もできるだけ売れてほしくないタチなんですよ。でもいろんな人と共有できたら、実はもっと楽しめますよね」

   軸足を置いているのは、試合の詳細な分析や戦術論というよりも、サッカー小僧のように「もっとJリーグを楽しみたい」という純粋な思い。「『Jリーグ愛がすごいですね』と言われるんですよ。でも『サッカーが好き』ってことがすべての源。それが高じてやりたいことが増えていくし、気づいたら行動してるんだと思います」と平畠さんは言う。そんな自身が絶えず情報発信することの根っこには、どんな意識があるのか。

「サッカーを見ている人は誰しも普通の生活があって、仕事、子育て、学校と忙しい。『たくさん試合見ましょう』と言いたいけど、実際は見る時間がありません。必然的に、応援するクラブの試合、あとは優勝争いするクラブ同士の注目カードくらいに限られます。その中で『このクラブにこんな選手がいます』『こんな楽しみ方もあります』と僕が発信することは、意味があることなんじゃないかと思ってます。

自分が何かすることで日本のサッカーが強くなるとか、Jリーグが発展するとか、そんなことは全く考えていない、というか、できません。サッカー好きな人が僕の話を聞いて、ほんの0.1%でも『楽しみが増えた』と思ってくれたらそれでいい。Jリーグを強くしよう、日本サッカーを変えようなんて大それたことは微塵も考えてないんです(笑)」
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