2020年 7月 15日 (水)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち
アトランタ警官「ボイコット」相次ぐ異常事態

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   米南部ジョージア州アトランタで、警官が通報に対応せず、次々と病欠するという異例の事態が起きている。当地の黒人男性が白人警官に射殺された事件で、警官らが殺人容疑で訴追されたことに対する抗議と見られている。

   いったい今、アトランタで何が起きているのか。

  • 警官による黒人銃殺事件の翌日に辞任したエリカ・シールズ警察本部長。警察改革にも積極的に取り組んでいた(アトランタ市警のホームページから)
    警官による黒人銃殺事件の翌日に辞任したエリカ・シールズ警察本部長。警察改革にも積極的に取り組んでいた(アトランタ市警のホームページから)
  • 警官による黒人銃殺事件の翌日に辞任したエリカ・シールズ警察本部長。警察改革にも積極的に取り組んでいた(アトランタ市警のホームページから)

テーザー銃を発砲して逃走の黒人を背後から銃撃

   この事件が起きたのは、2020年6月12日。米中西部ミネソタ州ミネアポリスで、白人警官によって黒人が首を膝で押さえつけられ殺害された事件から、3週間もたっていない。

   ミネアポリスの事件を受けて黒人差別に抗議し、「Black Lives Matter(黒人の命も大事)」の抗議デモが全米で起きているなか、アトランタでも黒人男性が警察の拘束に抵抗し、白人警官に撃たれて死亡する事件が起き、全米に衝撃が走った。

   警官のボディカメラや目撃者の動画などから、事件の詳細が見えてきた。

   死亡したレイシャード・ブルックスさん(27)は、ファストフード店「ウエンディーズ」のドライブスルー車線に止めた車の中で寝ていたため、他の客に迷惑だと従業員が警察に通報した。

   現場には、デヴィン・ブロズナンとギャレット・ロルフという2人の白人警官が駆けつけた。

   車の中で寝ているブルックスさんに声をかけ、職務質問する。警官から不必要に威圧的な態度は感じられない。その後、長いこと続く飲酒検査や身体検査に、ブルックスさんは抵抗することなく応じていた。

   飲酒検査で大量のアルコールが検出されたため、飲酒運転の容疑で警察が手錠をかけ拘束しようとしたとたん、ブルックスさんは暴れ出し、3人で激しいもみ合いとなった。

   「Stop fighting!(止めろ、争うな!)」と繰り返す警官の声が聞こえる。

   ブルックスさんはブロズナン警官が持っていたテーザー銃(高電圧電極を打ち出すスタンガンの一種)を奪って逃走。ブルックスさんは逃げながら後ろを振り返り、追いかけてくるロルフ警官のほうに向けて、テーザー銃を発砲した。

   ロルフ警官は逃げ続けるブルックスさんの背中を2発撃ち、3発目は車に当たった。ブルックスさんは病院に運ばれ、手術後、死亡した。

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