JR川口駅に上野東京ライン停車で考える 「中距離電車」は首都圏のどの駅にストップすると便利か

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   JR東日本大宮支社は、埼玉県川口市と「川口駅上野東京ラインホーム及び自由通路等整備に関する基本協定」を2025年4月24日に締結した。2037年度以降に、川口駅に上野東京ラインのホームができる見通しだ。

  • JR川口駅
    JR川口駅
  • 川口駅は現在、京浜東北線のホームがあるだけ
    川口駅は現在、京浜東北線のホームがあるだけ
  • 都心からは川口より遠いJR大宮駅
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東京駅までラッシュ時でも31分程度

   川口駅は現在、京浜東北線のホームがあるだけで、乗車人員7万4001人(2023年度)。市の人口60万7447人の中心駅としては、小規模な駅となっている。

   いっぽう、上野東京ラインは南側では都県境を越えた赤羽駅(隣駅でもある)、北側では浦和駅で乗り換えることができ、決して不便ではないという現状がある。

   川口駅を利用する人からは利便性が向上されるとの声があるいっぽうで、浦和や大宮以遠から利用する人からは混雑がさらにひどくなるという意見も出ている。

   正直なところ、川口駅からの利用者の多くは都内に向かうと考えられ、都内への速達性の需要はあるものの、川口駅から東京駅までラッシュ時でも31分程度、平日昼間の田端~浜松町間の快速運転時には25分程度であり、遠方の人の速達性を犠牲にする上野東京ライン川口停車の是非はいまいちわからないところではある。

   しかし、自治体が支出し、ホームをつくることができるというのは興味深い話である。

   そうなると、どこの中距離電車(上野東京ライン・常磐快速線・総武快速線など)の駅にホームを設けたらいいかを考えるのも、ありではないか。

   もちろん、用地の制約など課題はあるかもしれないが、どこにできたら便利かということを考えたい。

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