私的情報暴露の「わいせつ文書」発言は軌道修正せず
元県民局長の私的情報をめぐっては、斎藤知事が「倫理上極めて不適切なわいせつな文書を作成されていた」(3月5日の定例記者会見)と発言した。一方で、第三者委は、地方公務員法で「保護されるべき秘密に該当する」と認定。
記者から、知事自ら私的情報を暴露した発言は撤回しないのか問われると、斎藤知事は「これまで申し上げている通り、新たな状況が生じたということで発言させていただいたと説明している」と述べ、発言に問題なかったという姿勢を崩さなかった。
そして、元県民局長への処分の撤回しないのかを問われると、「元県民局長への対応は適切だった」と従来通りの主張を繰り返した。
お笑いコンビ「ロザン」の宇治原史規氏は、27日の毎日放送「よんチャンTV」に出演して、斎藤知事の問題についてこう言及した。
「兵庫県の問題の中で非常に残念ながら命が失われた。そういうことがあったからといって、最初の告発文が全部正しいという風に伝えてはいけないし、受け取ってはいけない。反対方向の話として、告発した方が職務上であったり、何か私的なことで何か言われるようなことがあったとしても、告発文の内容の信ぴょう性には何も影響がない。これも印象操作をしてはいけないし、受け取る側も冷静に受け取らないといけない」