斎藤元彦知事が書類送検、さらに刑事告発 「適切・適法に対応している」「漏えい指示していない」主張変わらず

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   兵庫県議会の6月定例会は2025年6月12日、閉会した。注目されていた斎藤元彦知事の給与を削減する条例改正案は、「実態が分かってない中で知事の処分をするのは時期尚早」などとして、継続審査となった。

   そして、議会閉会のタイミングを見計らったように、同知事を含む兵庫県の政治家が相次いで書類送検されるという異例の展開を迎えている。

  • 定例会見での斎藤元彦・兵庫県知事(2025年3月27日撮影)
    定例会見での斎藤元彦・兵庫県知事(2025年3月27日撮影)
  • 2024年兵庫県知事選(写真:アフロ)
    2024年兵庫県知事選(写真:アフロ)
  • 定例会見での斎藤元彦・兵庫県知事(2025年3月27日撮影)
  • 2024年兵庫県知事選(写真:アフロ)

片山前副知事、稲村氏支持の22市長も同じ日に書類送検

   6月13日、斎藤元彦知事と片山安孝前副知事が2023年のプロ野球の優勝パレードで不適切な税金投入で兵庫県に損害を与えたとして、背任の疑いで書類送検されたと報じられた。

   斎藤知事は、書類送検の報道を受け「今後捜査協力があれば、しっかりと協力していきたい。私としては、パレードの件と中小企業への支援は別事業として、それぞれ適切・適法に対応している認識に変わりはありません」と疑惑について否定。県の百条委員会などの報告書では、25年3月、「キックバックは確認できなかった」「背任容疑の告発状が県警に受理されており、捜査当局の対応を待ちたい」とまとめていた。

   一方で同日、県内の市長22人について、24年11月の兵庫県知事選で立候補していた元尼崎市長の稲村和美氏の支持を選挙期間中に表明したのは、公選法違反(公務員の地位利用による選挙運動の禁止)の罪にあたるとして、兵庫県警が神戸地検に書類送検したと報じられた。

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