「天皇を中心に」憲法案には批判も
党綱領の冒頭では「先人の叡智(えいち)を活(い)かし、天皇を中心に一つにまとまる平和な国をつくる」と宣言する。新憲法の構想案では、天皇について「元首として国を代表」(第3条の2)、「国は、主権を有し」(第4条)としており、憲法学者からは、「憲法学の観点から言えば、憲法の体をなしていない」(石川健治・東大教授、朝日新聞より)との批判がある。
神谷氏も、3日の街頭演説(東京・新橋駅のSL前)では、「こりゃあ叩かれるぞと思いましたよ。でも、党員のみなさんが一生懸命、二年間かけて血のにじむような思いで、まとめてくれたものだから」「一回投げましょう。国民のみなさんにご意見いただきながらブラッシュアップして」と語っていた。どうやらなお結党5年で、「建設途上」の部分も少なくないようだ。
憲法草案修正は、参議院選後の「宿題」ということだろうか。