共産、公明党も支持票は激減
得票が激減しているのは、社民党ばかりではない。
共産党は24年10月の衆院議員選挙での得票が約336万余票と前回21年より20%近く落ち込み、7割近く伸ばして380万台に乗せたれいわ新選組に逆転されたばかりだ。「れいわ新選組」は、元俳優で参院議員の山本太郎氏が2019年4月にひとりで起ち上げ、3か月後の7月の参院選でいきなり「得票率2%」を上回って、国政政党となった。24年末現在で国会議員14人にまで急成長した。1922年に非合法下で創立、103年の歴史を持つ政党の得票が、令和の元号が発表された時に合わせて設立された6年目の若い政党に逆転されたわけだ。ちなみに、先月の都議選で、共産党は5議席減らして14議席となり、都議会野党第一党の座を陥落、得票数も8年前から約28万票減らし、約49万票となった。