斎藤知事、元県民局長の遺族に直接謝罪の意も実現せず 当初「公務員失格」と非難も第三者委はパワハラ認定

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   斎藤元彦知事を告発した元県民局長が亡くなってから1年。斎藤知事は2025年7月9日、定例記者会見で記者から問われ、元県民局長の私的情報がネット上に漏えいしたことについて、遺族に謝罪の意を伝えたことを明らかにした。

  • 定例会見で話す斎藤元彦知事(2025年7月2日撮影)
    定例会見で話す斎藤元彦知事(2025年7月2日撮影)
  • 6月29日に行われた斎藤元彦知事への抗議デモに集まった人々(兵庫県姫路市で編集部撮影)
    6月29日に行われた斎藤元彦知事への抗議デモに集まった人々(兵庫県姫路市で編集部撮影)
  • 定例会見で話す斎藤元彦知事(2025年7月2日撮影)
  • 6月29日に行われた斎藤元彦知事への抗議デモに集まった人々(兵庫県姫路市で編集部撮影)

遺族「そっとしておいてほしい」との報道も

   情報漏えいについて、「管理すべき立場にある県として、元県民局長、ご家族にご迷惑をかけたということについては、先般よりお詫びを申し上げている」と斎藤知事は説明。その上で、元県民局長の遺族に対して「県の人事課などから、謝罪の意というものは伝えさせていただいているという状況」と述べた。

   遺族へ直接謝罪する意思はあるが、「県とご遺族の代理人が話をさせていただく中で、ご意向を踏まえ、現時点では私が直接させていただくことになっていない」と語った。

   朝日新聞などの報道によると、県側は、情報漏えい問題について調べた2つの第三者委員会が5月13日と27日にそれぞれ報告書を公表した直後、総務部幹部から代理人弁護士に対し、県として謝罪したい意向を口頭で伝えたという。遺族側は「そっとしておいてほしい」と面会を断ったと報じられている。

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