「1万ちょいの新規端末代すら調達できない生活になるとは...」
Xでは佐々木氏の投稿に、「iPhoneではなくアンドロイドスマホを使えばいい」といった意見も寄せられた。しかし、佐々木氏は問題の本質はそこではないと指摘する。
iPhoneを利用している人が多い理由について、「どこかのタイミング(まだ困窮していなかった時期)で、たまたまiPhoneが入手しやすかっただけに過ぎません」と説明。最初にiPhoneを購入したときには「1万ちょいの新規端末代すら調達できない生活になるとは、思ってもみなかったでしょう」とする。
「深い理由がなくても『みんなが使う』『みんなが持っている』ものこそがインフラなのです(誰も、水道や電気を思想で選んでいるわけではないのと同じです)」と指摘。そのうえで、スマホやスキマバイトが「インフラ化」している現状への問題について次のように問題提起した。
「これほど普及したスマホが、ホームレス状態に陥った方の日常の重要な部分を支えているという『ねじれ』こそ問題であり、後になって『こうすれば防げた』といくらでも指摘はできます。しかし、それをどこまで個人の責任に帰すのかは、慎重な議論が必要だと考えます」
7月半ばから、「タイミーがアップデート後に開けなくなり、仕事ができずホームレスになるしかない」という相談が複数人から寄せられています。どうやら今月のアップデートでiOS16以降のみ対応となり、古いiPhone(7など)を使っていた方が足切りされ、突然収入源を断たれる事態が発生しています。朝は… pic.twitter.com/8oVT7T8Pgj
— 佐々木大志郎|NPO法人トイミッケ@せかいビバーク (@dai46u) July 15, 2025