ホンダが2025年6月に欧州でリリースしたシビックタイプRの「アルティメットエディション」が国内外で話題となっている。なぜ、欧州の限定販売車がここまで日本のファンに衝撃を与えているのか。
「大いなる栄光を祝福する」ファイナルエディション
それはホンダが欧州でシビックタイプRの販売を2026年中に終了すると明言したモデルだからだ。この衝撃はいずれ日本にも波及し、われわれも無関係ではいられなくなるだろう。
シビックタイプRは1997年、6代目シビックをベースとするホットハッチとして登場。これまで市販のFFとして「世界最速」をルノーメガーヌRSやフォルクスワーゲンゴルフGTIなどと争ってきた。
欧州ホンダによると、アルティメットエディションは40台限定で発売するが、これは「魅力的なシビックタイプRの大いなる栄光を祝福するものだ」という。要するに欧州におけるシビックタイプRのファイナルエディションだ。英国での発売価格は5万7905ポンド(約1152万円)となっている。