参政党は2025年7月23日、20日投開票の参院選で当選した新人・さや氏の本名について、公式サイトで公表した。「多くの方々に覚えていただきやすいという戦略的な理由」参政党は23日、公式サイトで「本日はさやの本名につきまして、この場を借りてご報告申し上げます。さやの本名は『塩入清香(しおいりさやか)』と申します」と記した。本名を伏せて「さや」の名前で立候補した経緯については、「選挙戦におきましては、シンガーおよびキャスターとして長年親しんでいただいた『さや(saya)』という名前で出馬させていただきました。これは、多くの方々に覚えていただきやすいという戦略的な理由もございました」と説明。神谷宗幣代表による第一声演説でも同様の説明を行っていたが、党が掲げる「日本人ファースト」の理念との整合性を疑問視する声もあり、SNSでは本名を明かさず活動することへの批判の声も上がっていた。そうした中、同日には週刊文春が「《東京2位当選》さや(43)秘密の夫は"22歳上のスター音楽家"だった」とする記事をウェブサイトに公開。さや氏の本名や家族について報じていた。「本人の家族の健康状態を考慮」参政党は、本名を伏せていたもう一つの理由として「本人の家族の健康状態を考慮し、これまで本名の公表を控えさせていただいておりました」とも説明した。「家族は重い心臓疾患を抱えており、選挙期間中に想定される取材や過度な関心が、心身の負担となることを強く懸念しておりました」という。当選を受け、「国会議員としての公的責任を果たすうえで必要不可欠と考え、遅ればせながらこのように正式にご報告させていただく次第です」としている。本名の公表にあたり、「さや及び当所属議員の家族の健康と平穏な生活を守るため、今後は家族への直接の取材や過度な関心は、何卒お控えいただけますようお願い申し上げます」と呼びかけている。
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