「2点取られたら負け」中日・金丸夢斗に援護なさすぎ 1失点でも味方零封、7試合で好投もいまだ未勝利

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尊敬するカブス今永のルーキー時代に酷似!?

   このような金丸投手の不運な状況に、あるメジャー投手のルーキー時代を思い出す野球ファンも多い。

   それは、シカゴ・カブスの今永昇太投手だ。

   2016年、即戦力左腕としてDeNAに入団した今永は、3月29日の巨人戦で初先発して以降、5試合のうち4試合でQSを記録。

   この間、防御率は2.45とセ・リーグ5位だったにもかかわらず、援護率はわずか0.50。それでも今永は「言い訳は防御率0点台の投手だけが言える」と、前向きに勝利を目指した。

   そして5月6日の広島東洋カープ戦でプロ初勝利。「今日は広島ではなく過去の自分に勝てた」と語り、「投げる哲学者」「今永語録」などの言葉を生んだ。

   今永はこの試合から5連勝を記録。この年は8勝9敗と負け越したが、防御率2.93という堂々たる成績を残し、長く低迷していたDeNAが初めてクライマックスシリーズ(CS)に出場する原動力となった。

   金丸は以前から尊敬する投手として今永の名を挙げており、背番号も同じ「21」。

   勝てない状況でも「プロ1年目からいい経験をさせてもらっています」と語る姿には、今永の影響を感じさせる前向きさがある。

   7月21日、DeNA戦の中継で解説を務めた元・中日コーチの荒木雅博氏は、何度も「いつか勝てるピッチャーなので」と繰り返した。

   中日は昨年まで立浪和義監督のもとで3年連続最下位だったが、今年は井上一樹監督に代わり、この日までに4位とチーム再建の兆しが見えてきている。

   今永同様、金丸が中日の救世主となり、世界に羽ばたくエースとなる日は近いはずだ。

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