参院選の大敗を受け、自民党では石破茂首相に退陣を迫る動きが依然として続く。党の重鎮である麻生太郎最高顧問は、派閥の会合で「衆院選で勝利できる体制を整えなければ」と強調したと報じられた。
だが、未だに大御所が政局を牛耳る党の体質にSNSでは「この人は何様なの?」「もう本当に老害」などと冷たい視線が注がれている。
両院議員懇談会で退陣求める発言相次ぐ
参院選で自民党は39議席にとどまり、公明党と合わせて過半数の議席を維持できない大敗となった。党内では、これまで裏金問題や旧統一教会との癒着などが明らかになり、石破政権で冷遇されてきた旧安倍派などの面々が、ここぞとばかりに首相に退陣を求める動きが活発化している。
7月28日に自民党本部で開かれた両院議員懇談会では、石破首相では次の選挙を戦えないとみて、退陣を求める議員の発言が相次いだ。さらに麻生氏は8月1日に開かれた派閥の会合で「次の衆院選で勝利できる体制を整えることこそ、今から我々が行っていかねばならない」と語ったと、複数のメディアが報じた。
ただ、SNSでは麻生氏に対して「この人まだいたんだ」「引退したら?あなたでも勝てない」「自民党はもはやオワコンです。何故、危うさのある新興政党が、一定の国民の支持を得たのか考えて下さい」などの声も。