「総理発言のタイミング等、希望の有無を伺っていた場面」
有村氏は拡散された動画について「開会直前、到着されたばかりの総裁に対し、本番中に指摘されうる重大意見を想定し、議長として私・有村が整理/介入制御するケース、総理/幹事長として重い答弁が求められるケースの予測を立て、あらかじめ総理総裁に共有し、総理発言のタイミング等、希望の有無を伺っていた場面です」と説明した。
動画の映り方に関しては、「総理と私の物理的な距離が近いのは、すぐ近くに多くの方々が着座された環境で、性能の良いマイクが非公式の音声を拾わないため」と説明。「私がひるまず淡々としているのは、総理にとって『重くしんどい想定』であったとしても、これを予めお伝えした方が心の準備ができ、落ち着いて発言内容を吟味された方が、皆にとって公正だと考えているため」と続けた。
その上で「確かに厳しいシナリオをお伝えしていますが、それによって、総理は本番中に、いかに発言されるか、冷静に考え判断する時間を確保されています。(実際、会議中に悩まれ、2度慎重に確認していた私へのリクエスト内容は、会の最後に逆転しました)」という。
有村氏は「展開が読めず、難易度の高い会議を円滑に進め、組織としての意思決定を、前に進めるためのファシリテーターとして、当然の務めを果たしている、という認識です」と自身の立場を強調している。
昨日の自民党両院議員総会。開会前に私が、石破総理と打合せをした動画が、SNS上で面白おかしく拡散されています。総理の尊厳にも、私の信用にも関わりますので、背景を報告致します。
— 有村治子(参議院議員・全国比例) (@Arimura_haruko) September 3, 2025
総会では、党所属の国会議員であれば、誰でも挙手の上、自由に発言することができます。… https://t.co/tPrh5SRZKS