機長がホテル着後にコンビニでビールを...計3便で最大18時間遅れ なぜJALで飲酒事案は繰り返されるのか

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60回中10回の検査時刻を「ホノルルに来る前の日付に変更」

   翌28日は7時に起床し、正式なアルコール検査の前段階として自主的に行った検査で0.45ミリグラムのアルコールが検知された。ホテルを出発する12時15分までに60回程度自主検査を繰り返し、12時15分の時点で0.05~0.07ミリグラムが検知されていたため、会社側に飲酒したことを報告。乗務ができないことになった。

   隠蔽工作も明らかになっている。約60回のうち、10回程度について、検査機に記録された検査時刻が「ホノルルに来る前の日付に変更」されていた。会社側は、禁酒令が出ていない日本で休暇の際に飲酒したと偽装する狙いがあったとみている。

   この機長は、滞在先での禁酒令が出てからも、10回程度滞在先で飲酒を繰り返し、検査機の時刻を改ざんしていた。25年8月上旬の健康診断では、「飲酒に関連があると言われている」数値に異常があったため、会社側と面談し、禁酒するとしていた。そんな中での飲酒事案だった。

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