韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年10月20日、野球日本代表の特集記事を組み、日本代表の「本気度」に警戒を深めた。韓国は前回大会1次ラウンド敗退26年3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を控える日本代表は、11月15日、16日に東京ドームで韓国代表と強化試合を行う。スポーツ紙によると、今回の強化試合はWBC26年大会に向けての最終選考会の意味合いを持つという。出場を予定している選手らは、それぞれ調整を開始している。日本のライバル韓国は、前回の23年大会は、1次ラウンドで日本と同じB組に属した。韓国は日本に13-4と大敗し、オーストラリアには7-8で競り負け、3大会連続で1次ラウンド敗退した。一方、日本は1次ラウンドをトップ通過すると、準々決勝でイタリアを下し、準決勝では強豪メキシコを6-5で破った。米国との決勝戦は、大谷翔平選手(ドジャース、31)が投打にわたり活躍し、3-2で制して世界一となった。国際大会で長らく低迷し、26年大会で巻き返しを図る韓国。前回大会同様に、26年大会でも日本と同組に入っているだけに、今回の強化試合に向け、日本の動向により警戒を深めている。「スポーツ朝鮮」は、「NPBトップ選手たちが、早くも日韓エキシビションゲームの準備に入った」とし、中日・松山晋也投手(25)の現状に言及。スポーツ紙によると、WBCで抑えを目指す松山は19日、ナゴヤ球場での秋季練習で日韓戦の使用球を使ってブルペン入りをしたという。「松山は中日の新たな抑え投手として台頭」「スポーツ朝鮮」の記事では、「徹底した日韓戦対策のトレーニングだ。松山はマックス157キロの剛速球を投げる右腕投手だ。今シーズン、中日の新たな抑え投手として台頭し、46セーブを記録した。巨人のマルティネスとともにセ・リーグセーブ数で並んで1位に立った」と解説した。そして、今回の日韓戦に臨む日本代表選手らのモチベーションを独自分析。「選手たちは、日韓戦をWBC代表チームの最終選考会と見ている」と指摘し、こう続けた。「日本選手たちが強化試合にこれほど積極的に出場する理由は、来年のWBC代表チームに選抜されるためだ。日本は2年前のWBCで大谷を筆頭に精鋭メンバーで決勝のアメリカを破り優勝を果たした。日本選手にとってWBC代表に選出されること自体が大きな栄誉だ。大リーグ球団の注目を浴び、大谷と肩を並べてプレーする名誉を意味する」大会2連覇を目指してスタートを切った侍ジャパン。対する韓国の出足は鈍っているようだ。記事では「たとえ強化試合とはいえ、NPBのトップ選手たちと対戦しなければならないユ・ジヒョン監督率いる韓国代表は、かなり緊張感に満ちている」と現状を報じた。日本と韓国が属する1次ラウンド・プールCは、26年3月5日に東京ドームで開幕する。
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