前ロッテ監督・吉井理人氏、「大リーグ挑戦」秘話明かす...背中押したのは現役大リーガー&人気お笑いタレント

巨人は「確か4年13億円とか」、大リーグは「20万ドルの最低年俸」

    スタッフから「最後に背中を押したのは、とんねるずとの忘年会ですか?」と問われると、「そうですね。野茂とタカさん(石橋貴明)」と即答した。

    野茂英雄氏(57)は近鉄の元同僚で、95年にロサンゼルス・ドジャースに移籍。忘年会が開かれた97年当時は、ドジャースでプレーしていた。また、お笑いコンビ、とんねるずの石橋貴明さんは、元高校球児で、野球好き芸人として知られる。

    吉井氏は当時、巨人からオファーされた具体的な金額を明かし、大リーグ行きを、こう振り返った。

    「お金の面でいったら、巨人は確か4年13億円とか、それくらいの金額。当時だと破格ですね。メジャーは契約金なしの50万ドルと言われて、結局、メディカルチェックで引っかかって、20万ドルの最低年俸に値下げされた。当時、1ドルは110円くらいだったので、2200万円くらいの契約でメジャーに行った。お金ではだいぶ損したが、経験という意味では、すごい良かったと思う」

    吉井氏は日本球界通算89勝82敗62セーブを記録。大リーグでは32勝47敗1ホールドをマークした。

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