「台湾有事の前哨戦はすでに始まっている」。2025年11月20日の情報番組「サン!シャイン」(フジテレビ系)で高市首相の国会答弁をめぐり日中間で軋轢が起きている問題について、中国取材の経験もあるキヤノングローバル戦略研究所上席研究員・峯村健司さんが自身の見通しとして、こう語った。
圧力をじーとかけ、降参しろと
中国側の圧力は観光業界や経済界にも飛び火して日増しに強くなる一方だ。スペシャルキャスターの杉村太蔵さんは「中国のリスクは自然災害リスクに似ていていつ来るかわからないが必ず来る。常に注意しておかなければならない」と話す。
峯村さんの見方はこうだ。
「中国側としては少しずつ階段をあがるようにして、いきなりミサイルをドーンと撃つとかじゃない。圧力をじーっとかけながら『降参しろ』と台湾や日本やアメリカに言おうとしている」