「同じ答弁をしてよろしいでしょうか?」共同通信の次は共産党議員に...同じこと聞かれてまたイラつく茂木外相

   2025年11月20日に行われた参院外交防衛委員会での、茂木敏充外相と共産党の山添拓議員によるやりとりがインターネット上で注目を集めている。

  • 茂木敏充外相(2025年9月撮影)
    茂木敏充外相(2025年9月撮影)
  • 共産党の山添拓参院議員のポスト。論戦の感想をつづった
    共産党の山添拓参院議員のポスト。論戦の感想をつづった
  • 茂木敏充外相(2025年9月撮影)
  • 共産党の山添拓参院議員のポスト。論戦の感想をつづった

「外務大臣、改めてこの答弁はやっぱり撤回すべきじゃありませんか?」

   山添氏は「『台湾有事が発生すれば、存立危機事態になり得る』とした高市総理の答弁が、深刻な国際問題になっています」と指摘し、「今般の日中関係の悪化の原因は、日本側にあるという認識を大臣はお持ちでしょうか?」と質問した。

   対する茂木氏は「いかなる事態が存立危機事態に該当するかについては、実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して、政府が全ての情報を総合して判断することになる」と回答。

   「総理は繰り返し、実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して政府が全ての情報を総合的に判断すると明確に答弁をしており、これはまさに政府のこれまでの見解に即したものだ」と説明した。

   山添氏はさらに「金井(正彰・アジア大洋州)局長が中国に出向いていったのも日本側に原因があるからこその対応でしょう」とし、「安保法制を強行した安倍元総理でさえ、在任中に高市氏のような発言はしておりません」などと主張。「外務大臣、改めてこの答弁はやっぱり撤回すべきじゃありませんか?」と迫った。

   茂木氏は「先ほどの答弁の中で、私がそういった台湾有事について言及したということはないというのは、今の(話)で分かると思います。それから平和安全法制に対する考え方は、御党と全く見解をことにしております」と反論した。

   外務省の金井正彰アジア大洋州局長が中国を訪れた件については、「日中のアジア局長級協議は、交互に今までも予定してやっておりまして。前回が日本で開かれた(ため)今回は中国で協議を行った。『わざわざ今回の事態が起こったから中国に出向いた』というご指摘には当たらない」と説明している。

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