「定数削減法案が採決されたら、造反せざるを得ない」と自民党議員からも 「会期末に向けて、維新がどう出るか」

「中選挙区連記制」など新制度の導入議論がにわかにクローズアップ

―― 一方で、5日に開かれた超党派の選挙制度改革議連(福島幹事長、約200人が参加)では、各党・会派から私案も含めて8つの提案が出されて、活発な議論が交わされた。

大まかに言って、「中選挙区連記制」、「都道府県比例代表制」、共産党の「ブロック別比例代表制」の3つに分けられます。自民党も維新も中選挙区連記制を議論しているとの表明がありました。比例でいえば、都道府県かブロックの単位だし、都道府県単位で党名でも人にも投票できる非拘束名簿式比例代表制なら事実上の中選挙区制です。一部の党は私案段階ですが、議長の下の選挙制度協議会では年内にそれぞれ党内の案をとりまとめて発表することで合意しています。年明け以降、各党の提案を協議会で議論すれば、春には合意することが十分可能だと私は思います。
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