環境省「薬機法で厳しく制限されています」
この点について、環境省の鳥獣保護管理室は、取材に対し、こう答えた。
「冬眠中のクマを捕獲するのは、今はすごく難しいと思います。昔のように、クマの穴を知っている人は少なくなったからです。主として、冬眠明けのクマが対象になると思います。雪が残っている3月などは、足跡が発見しやすく、葉が茂っていないので遠くから狙いやすいと聞いています」
北海道が23年から、人里周辺を対象にしたクマの春期管理捕獲を行っており、それを参考にしたと説明した。
道のヒグマ対策室に12月15日に取材すると、ここ2年で穴狩りの報告は来ていないという。しかし、実施要領を見ると、人里に隣接した区域などの要件を満たせば、穴狩りを実施できるとしている。
環境省は、人を襲ったり襲う恐れがあったりする問題個体だけを捕獲することについては、否定的だ。
「それをどうやって決めるのですか?オチオチしていれば、被害が拡大してしまいますので、しっかり対応しないといけません。生活圏に近い市街地周辺に住んでいるクマを積極的に捕獲したいと考えています」
クマの商業利用については、法的な決まりはないとしたが、こう説明した。
「毛皮の取り引きについては、ワシントン条約で登録の手続きなどが決められています。クマの胆のうについては、かつては1頭数十万円で売れたと聞きましたが、薬機法で厳しく制限されています。漢方薬としては、登録などをしないと、商業的に売ったりできないと思います」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)