2026年2月23日の情報番組「報道1930」(BS-TBS)は、巨大与党となった衆議院に対し、今も少数与党状態の参議院の役割などについて話し合った。
「一過性の熱病の可能性があるので、それを冷ますことが求められる」
18日に召集された特別国会・衆議院で行われた首相指名選挙で高市早苗首相が圧倒的過半数で選ばれた。参議院では過半数に1票足りず決戦投票で過半数に達した。
立憲民主党参議院議員の辻元清美さんはその時の様子を振り返り、「法案だったら否決ですよ。参議院を無視できないということを数で示すことができたと思う」と話した。
参議院の独自性について拓殖大学政経学部の高宮秀典助教は「高市政権への世論の高い支持率が"一過性の熱病"の可能性があるので、それを冷ますことが求められる。参議院には過去の議席によって衆議院を抑制するという強みがある」と分析する。
参院を意識してない「高市さんの危ないところだと思う」
ジャーナリストの後藤謙次さんは、1989年の参議院選で土井たか子委員長の社会党が躍進して衆参ねじれ現象が起きたことを引き合いに「89年以降をみると政権交代の起点は参議院から起きている。参議院とどう向き合うか高市さんご自身の政権の体力に直結する問題だ」と話す。
MCの松原耕二さんが「高市さんも参議院を意識してますか」と話すと、後藤さんは「今のところ感じませんね。そこが高市さんの危ないところだと思う。参議院にきちんと向き合わないとボディーブローのように効いてくる」と話した。参議院での自民と野党の攻防に注目したい。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)