「政治家は、現場の自衛官と防衛省の職員を守るべき」
「当事者意識の欠如」は防衛相にとどまらない。自民党総裁であり党大会の主役でもある高市早苗首相もまた、他人事のような発言に終始している。
高市首相は記者団の取材に対し、「特定の政党への支援を呼びかけたわけではない」ため「法律的に問題はない」と述べた。
そのうえで、
「当日会場に到着するまで、自衛隊員が出席することは知らなかった」
と発言した。
こうした自民党および政府の対応に対し、与党側の日本維新の会の藤田文武共同代表も、
「あえて言うなら不適切だったと評価せざるを得ない」
と発言した。
最も厳しい苦言を呈したのが、国民民主党の榛葉賀津也幹事長である。
14日の参議院外交防衛委員会で、榛葉氏は次のように述べた。
「政治家は、現場の自衛官と防衛省の職員を守るべきだ」
「これでは、彼女がかわいそうだ。この3等陸曹には全く責任はない」
「私人だから」という政府の弁明は、言い換えれば「組織としての責任はなく、当該自衛官個人の責任による行為だ」と解釈されかねない。
現場の若い自衛官を批判の矢面に立たせ、自民党の政治家が責任を回避していると受け取られても仕方がないだろう。