4世代にわたる政治家一族に育った小泉進次郎防衛相。
その端正な容姿と歯切れの良い口調から、「自民党のプリンス」と目されてきた。
最近、自民党大会での自衛隊員による国歌斉唱問題などをめぐり、その発言内容に注目が集まっている。
「セクシー」発言から始まった「進次郎構文」
小泉氏の発言が注目されたのは、2019年に環境相に就任した際のことだ。国連の気候行動サミットの非公式会合後に行われた記者会見で、次のように述べた。
「政治には非常に多くの問題があり、時には退屈です。気候変動のような大規模な問題に取り組むとき、それは楽しくなければならず、クールでなければなりません。そして、セクシーでなければなりません」
「セクシー」とはどういう意味かという記者の質問に対し、小泉氏はこう答えた。
「それをどういう意味かと説明すること自体がセクシーじゃないよね」
このように、具体的な政策よりも、どこか意味ありげで、ともすれば内容が空疎と批判されることもあった小泉氏の発言は、「進次郎構文」や「ポエム」としてネットミーム化するまでに至った。
柔らかく、誰かを傷つけるものではないが、事態を動かす力には欠ける――そんな評価を受けることが多くなっていった。