端末の高額化、40万円級の折り畳み型iPhone報道も
国内携帯電話端末市場では、2025年度もAppleが15年連続でメーカー別シェア首位を維持した。iPhoneはデザイン性やブランド性も含め、とりわけ日本においては「信仰」といえるほどの支持を集めている。
少なくともこれまでは、「AIが弱い」というだけで乗り換えを決めるユーザーはあまりいなかったのだろう。
しかし、今後さらにAIの重要度が増していけば、Appleが自主開発を貫かずGoogleの技術を採用したことは、中長期的に見てブランド信仰を揺らがせる要素になり得る。
もう一つ、iPhoneの大きな不安要素となっているのが近年の価格上昇だ。上位モデルは20万円前後の価格帯になり、気軽に買い替えられる商品ではなくなっている。
さらに、先述した折り畳み型iPhoneについては、一部で価格が40万円前後に達する可能性も報じられている。新規性は大きく、Apple初の折り畳み型として注目を集めるのは間違いないが、40万円級のスマホとなれば、購入できる層はかなり限られる。
本来なら、高価格を納得させるには、デザインやブランドだけでなく、画期的な新機能が必要になる。その目玉となるはずのAIでGoogleの技術に頼っている印象が広がれば、「高いiPhoneを選ぶ理由」が薄れてしまう恐れがある。
すでにiPhoneは、日本においても絶対的王者ではないとの指摘もある。
18歳~69歳の男女4万人を対象にしたMMD研究所の2025年調査では、メイン利用しているスマートフォンのOSはiPhoneが48.3%、Androidが51.4%とほぼ拮抗した。前年からiPhoneは1.3ポイント減、Androidは1.3ポイント増となっている。さらにMVNO、いわゆる格安SIMの利用者に限ると、iPhoneが36.1%、Androidが63.5%となった。