2024年 5月 5日 (日)

銀行の都合だけで 無料ATM次々中止

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無料ATM、普及の兆しは高まっていた

   東京スター銀は全国約1,600の金融機関と無料ATMで提携、04年5月から無料化している。現在は都内で950台程度のATMを設置したほか、06年3月からはコンビニ大手のサークルKサンクスの無料ATMサービス「ゼロバンク」と提携した。ゼロバンクは大垣共立銀行三重銀行とも提携しており、07年2月までに1,400台の無料ATM設置を計画している。民間金融機関ATMは12万台程度で、無料ATMはごく一部に限られているが普及の機運は高まっていた。

   今回の三菱東京UFJ銀の動きに対し、手数料が有料の既存銀行も同様の対応を検討している。ただ、三菱東京UFJ銀が自行の本支店間でキャッシュカードを使った振込手数料を原則無料化したり、三井住友銀行が手数料を引き下げるなど、無料化・引き下げが利用者への大きなアピールになっているのも事実だ。銀行が過去最高益をあげ、利用者への利益還元が叫ばれる中で、無料ATMを銀行間の都合だけでやめることができるのか、注目される。

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