2019年 9月 15日 (日)

村田諒太「不可解敗北」にWBA会長が激怒 仏メディアもエンダム勝利は「まったく予想されず」

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   「試合の内容は第三者が判断すること。僕自身が勝敗について言うのは違う」。村田諒太(31)=帝拳=は試合後そう冷静に述べたが、敗北の判定に「気持ちの整理が必要」とどこか受け入れられずにいるようだった。

   ボクシングWBA世界ミドル級王座決定戦。4ラウンド(R)で奪ったダウンなどから、村田が優位に試合を進めていたと見た視聴者・関係者・メディアは多く、判定に国内外で疑問が噴出した。世界ボクシング協会(WBA)のヒルベルト・メンドーサJr.会長は採点に「怒り」を露わにし、「委員会に再戦を要求する」と発信。さらに、勝利したアッサン・エンダム(31)の母国・フランスのテレビ局でも、「村田勝利」の判定を下している。

  • アッサン・エンダム(左)に右ストレートを打ち込む村田諒太(写真:アフロスポーツ)
    アッサン・エンダム(左)に右ストレートを打ち込む村田諒太(写真:アフロスポーツ)

「有効打をとる審判と手数をとる審判に分かれる」

   WBA世界ミドル級2位の村田と同1位のエンダムによる王座決定戦は、有明コロシアムで2017年5月20日に行われた。12年ロンドン五輪で金メダルを獲得した村田は13年にプロに転向し、4年間で12戦12勝(9KO)の実績を打ち立てて、世界タイトルマッチの舞台に立った。

   世界ランク1位を相手に村田は堂々たる戦いを見せた。4Rには磨き上げた右ストレートをエンダムのあごに直撃させ、ダウンを奪った。7Rにも右ストレートが決まり、たまらずエンダムはクリンチ。直後にもガードをかいくぐる村田の右が入り、ロープにもたれさせた。逆にエンダムのパンチが村田にクリーンヒットしたり、村田が体勢を崩したりする場面は限られていた。

   12Rを終え、村田からは自然と笑みがこぼれたが、判定はまさかの結果を伝えた。3人のジャッジはそれぞれ、エンダムと村田に110-117、116-111、115-112の採点を出し、2-1でエンダムをタイトルホルダーに選んだ。

   ジャッジは、米国のラウル・カイズ・シニアと、パナマのグスタボ・パティージャ、カナダのヒューバート・アールの3人。判定は8R終了時で村田の2-1だったが、両者の明暗は残り4Rで分かれた。村田が圧力をかけ重いパンチを出した一方、エンダムは足を動かし軽いパンチを出すなどアウトボクシングに徹した。

   日刊スポーツ21日付紙面によると、世界戦で107試合の審判経験を持つ元レフェリーの森田健氏は「今の採点基準はあいまいで、有効打をとる審判と手数をとる審判に分かれる。今回は手数をとる審判が2人いた」と分析している。

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