2020年 9月 25日 (金)

ツイッターでもかくしゃくとしていた内海桂子さん コロナで緊迫の世相を案じるツイートも

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   漫才師の内海桂子さんが2020年8月22日に亡くなっていたことが、8月28日に分かった。97歳だった。

   内海さんは1922年生まれで1938年に漫才師として初舞台を踏み、芸歴は80年以上の長きにわたった。近年はツイッターアカウントでかくしゃくと、そして冷静に世の中を語ることが多く、最後のツイートは緊急事態宣言下で緊迫する世の中を案じるものだった。

  • 内海桂子さんの生前最後のツイート
    内海桂子さんの生前最後のツイート
  • 内海桂子さんの生前最後のツイート

不安になる世を淡々と

   内海さんが中国で発生していた新型コロナに初めて言及したのは1月23日、

「隣国の肺炎騒動が同国内中に広まっていると報道された。これは大変な事になると心配しているが罹った人数が数千人と聞くとその数字が思ったより少ないと思ってしまうのは判断ミスか。日本の人口より数十倍多い人が旅行するんだそうでどれ位の罹患者が入国するのか危惧してしまうが対策は万全を期待す」

   と投稿している。東京都内で初めて患者が確認されたのは翌1月24日だった。2月13日には、

「新型コロナウイルスで八十代の女性が亡くなられたと大変ショッキングなニュースが流れたが大臣発表を聞いていても肝心の感染内容の説明がなくてただ不安が募るだけ。解説者が死亡率は高くない、手洗いをしっかりとという安易な発言をハイわかりましたと聞き流すわけにはいかずもっと調べてよと思った」

   とツイート。厚生労働省から国内初の死者が出たと発表された日である。2月下旬に安倍首相から一斉休校が発表され、マスクや消毒液の不足が報じられるようになり、市井の生活にも影響が出始める。内海さんも不安な心境を率直に投稿していた。

「他国のコロナ対策とその予算を聞いてうらやましい思い。早いし額が違う。日本の病院のマスクや消毒液の不足は信じられない位深刻らしい。無くなったらそれでお終いと聞くとまさかこの先進国がと愕然。金さえあればどうにかなるがあっても物がない現実にちゃんとやっている国もあるのになと失望感強し」(3月5日)
「欲しい人がいて買える商品がすくなければ高くても手に入れたいのが世の常でそれがゆるされるのが今の日本。公人として公費をもらっている人がその立場を見失ったのでは思考不足。なんで会社としてさばかなかったのかね。お上がもたもたしている内にしっかり儲けられたのに。今は三倍でも買いたいよ」(3月9日)

   感染者にまつわるデマや、買い物をめぐるパニックについての感想も。

「中国人が沢山集まる街の筆頭に浅草が入ると思うがコロナ騒動が持ち上がらないのは立派だと思っていたが周辺の病院が噂で相当叩かれていると聞いた。当事者に聞くと噂された医師は元気に働いているし隔離された患者もいないと断言。ツイッターの伝わる速さには驚くがデマはだめ。見極めるのも大変だね」(3月12日)

   3月下旬には東京ほか各地で感染者が急増し、知事らから不要不急の移動の自粛や、買い物におけるパニック防止の呼びかけが行われていた。政治家のコミュニケーションについても語っている。

「同じような要請をしても言う人の言葉使いや雰囲気で伝わり具合が微妙に違ってくるとしたら怖い話。言った本人が後で追加説明していたがそんな事より買い占めの必要はないと始めに言ってくれればきっちり安心できるのに。どれだけ若者が自制するかいらない心配をしている。近所のお店は普段通りだった」(3月26日)

   4月7日に緊急事態宣言が発令され、5月25日まで続いた。メディアでは毎日新規に確認された感染者数が伝えられていたが、数字だけが独り歩きする報道や、休業補償のあり方に疑問を持っていたようである。

「東京都のコロナ感染者数が二桁に減ったが今日は月曜でいつも数字は下がるらしい。しかしその説明が中々聞こえてこない。まだまだ気を引き締めないといけない。英国では店を閉めたら店員には給料の八割を国が保証すると言っていた。これは非常に明確な決め事で日本でもできないのかね。単純でよろしい」(4月13日)

   生前最後のツイートは4月14日で、休業要請によって閉店した店舗を案じるものだった。

「じわじわとコロナ騒動のしわ寄せがきて今や殆どのお店が閉まっている。近所の小さい店は閉めろと言われても日常の生活費が入らなくなるとかたくなに商売を続けていたが一つ抜け二つ抜けとなっている。本当にどうやって暮らしを立てていくのだろう。まだまだ色んな手当てに届かない小さな店が沢山ある」
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