「英語喋れる俺、をチラ見せしてると感じたこと。2度ほどあります」
批判の声が上がる中、国民民主党の広報委員長で参院議員の伊藤孝恵氏は26日、自身のXを通じて見解をつづった。
「玉木雄一郎が女性蔑視だと感じたこと。9年間で只の一度もありません」としつつ、「玉木雄一郎が英語喋れる俺、をチラ見せしてると感じたこと。2度ほどあります」。
発言内容そのものより、英語による発信スタイルが問題だったのではないかと指摘し、「良いところ悪いところ、全部まるめて尚、尊敬できる代表です」とフォローした。
立憲民主党の泉健太前代表(衆院議員)は、玉木氏の釈明を受け「玉木代表の訂正部分とあらためての発言の趣旨は、この投稿で示されたと思います」と反応。
その上で、「ただ玉木さんは、日本の著名な政治家の一人です。誤った言葉遣いが世界を駆け回らぬよう、海外向けの公式な機会では、今後は事前に原稿を書きチェックを受けるか、通訳に任せてはどうでしょうか」とアドバイスした。
「政界随一」と謳われるほどの英語力で知られた第78代内閣総理大臣の宮澤喜一氏も、外交など重要な場面では通訳を起用していた。英語に自信のある政治家であっても、公式な国際対応ではプロの通訳を挟むのが一般的だ。
特派員協会では英語での応答が推奨される向きもあるが、リスクを避けるために「冒頭発言のみ英語で、質疑応答は日本語」という対応を取る政治家も少なくない。